2012年 次点

概要

名称太平洋の嵐 縲恊孖ヘ大和、暁に出撃す!縲忿http://www.amazon.co.jp/dp/B0095OXIRE/ [外部リンク]
ジャンル超ド級本格派戦略シミュレーション
対応機種PS3
発売元システムソフト・アルファー
開発元システムソフト・アルファー
発売日2012年11月22日
価格通常版:7,140円、限定版:9,240円(税込み)
対象年齢CERO:A(全年齢対象)

参考動画

要点

2007年に発売され、当初から低レベル過ぎるグラフィックと、複雑難解な新規お断りシステムで酷評が相次いだPCゲーム『太平洋の嵐5』の移植版。

2008年にPS2とPSPに移植、その後更にDSへ移植されている為、本作で3度目(4機種目)の移植であり、流石は手抜き移植乱発に定評のあるSSαと言った所。

インストール容量が僅か597MBの上、CG・操作性・UI・システム・音響・AI・ゲームバランス全てにおいて糞という、驚愕の低クオリティが発覚し住人達を戦慄させた。

多様な要素を無駄に詰め込み、普通にプレイするだけで迷宮を彷徨う様な状態に陥れ、実際は殆どが不要な物で最終的にはゲー無化と、クソゲーのお手本の様な存在。

スレでの呼称は「太平洋」、その英語訳で「PO(パシフィック・オーシャン)」とも略される。ちなみに、SSα産4本目(携帯版含めると8本目)の話題作である。

選評

選評案その1(暫定版)

まずはお決まりの充実したコンフィグ
環境設定ではBGM、SE、VOICEのボリュームと確認報国の有無について変更できる
あと、初期設定だとやたらとボイスが小さくて聞こえない
キャンペーンの背景説明の声なんか、しばらく流れてることに気づかなかった
BGM>>>>>>>声みたいな感じ。調整できるから大したことないけど

あと、どうでもいいことだが、起動前にゲームのアイコンに合わせるとBGM流れるでしょ?
あれも無駄に音量がでかい上に、プレイ時間の8割から聴き続けることになるBGMだから妙に腹立つ

次は軽く戦闘について・・・

戦闘は半ばじゃんけんの要素もあるんだが、これもよくわからん
航空隊は基地別の機種毎に飛行隊を組むことになるんだが、例え50機いようと一つの航空隊扱い
ただし空母から発艦したやつらは、母艦ごとに飛行隊を組む

例えば真珠湾だと、米軍基地の航空隊は2種類の戦闘機がいるので、迎撃に上がってくるのは2部隊
こちらは空母6隻×零戦、99艦爆、97艦攻の3種類で18部隊があがってくる
戦闘は左、真ん中、右のどこかのコースを進軍するように航空隊一つ一つに指示を出すんだけど、
戦闘機が2部隊しかあがってこないから、敵のいないところに進軍指示を出せばそれでおk
零戦2部隊を捨て駒にすればなお良く、たとえ何百機の迎撃が上がってこようと攻撃隊は無傷で突破可能
10機の零戦と30機の攻撃隊で、100機を越える迎撃隊をほぼ無傷で突破できたりした

あ、航空機は航空機同士の戦いの後に基地なり艦隊なりの攻撃にはいるわけ
>>240は航空機同士の戦いについてね

ちなみに真珠湾奇襲だと、艦船への全力攻撃2回と航空基地への全力攻撃2回で機動部隊にとっての脅威は完全になくなる
やや消耗することになるが、そのまま戦艦部隊で突入することも可能だったぞ。ハワイ大炎上w

艦隊同士の海戦になると、こんどは戦闘、支援、航空、補給、輸送戦隊ごとに指示を出すことになる
何回かやってみたが、戦隊の配置の基準が分からん
こっちから仕掛けて行ったのに戦闘から補給艦、輸送艦、支援艦、戦闘艦なんて配置になってたこともあった
もちろん補給艦は退避が間に合わずおじゃん。
同一の海戦内で、戦艦3隻に軽巡1隻の戦隊への攻撃指示を出したけど相手は無傷で、
輸送艦に補給艦への突撃を命じたら撃沈2隻なんてこともあった。指示の意味が薄いのか、計算がおかしいのかは分からない

んで、こと海戦に置いては指示の重要性がいまいちわからない
一番砲撃力のある戦隊に出した攻撃目標よりも、他の目標の被害の方がでかいことがままある
戦闘艦(戦艦)と支援艦(巡、駆)で輸送艦攻撃じゃあ!→敵無傷
今度は同じメンバーで戦闘艦攻撃してやる→敵戦艦沈没2、とかもあったな
砲撃、雷撃能力分かれてるが、どの距離でどれだけ働いてるかさっぱりわからないんだよ

あと、戦力を比較する方もさっぱりわからねえ。俺が見逃してるだけか?
偵察飛ばして相手の防護陣地の能力は120ですなんていわれても、その120がどの程度の戦力なのかわからない
道路、天候に左右されるのは分かってても、それも体感以外で比較できない

選評補足1

太平洋の嵐5

・誰かも言ってたけどBGMデカい、小さくしてもデカい、夜はプレイできない
・日本を選ぶと陸戦で中国領やイギリス領にも戦争仕掛けられるのに
 アメリカを選ぶとイギリス領や中国領から日本領には侵攻できない
・シナリオによって切られてるマップがある
→なんでソビエト大陸はあるのにアメリカ本土がないんだよ
・地図は3段階拡大できるが、2段階目の広域図にすると画面から半分切れるような根拠地が出る
・思考ルーチンの設定ミスなのかアメリカ軍を選ぶとイギリスがやけに好戦的で暴走する
・勝利条件が根拠地の数だけで決まる為、守りの薄い拠点だけを狙っていけばおkになってしまう
 だからシナリオ名が「硫黄島の戦い」でも硫黄島では戦闘せず勝利が可能、戦略性がない、作業ゲーになってしまう恐れも
・航空機や艦船のたくさん用意してる割に戦闘の勝敗判定が難しく、陸戦が簡単
→陸戦は戦闘力で大幅に上回ってればまず勝てるが、航空機や船ではそうはいかない

・音量下げても結構デカい
・かといって下げすぎるとボイスが聞こえない

他に
・「PS2時代と比べて大幅に操作性を向上」と公式HPでは謳っていたのに
 詳細は近日公開!となったまま発売日に至る
・これだけ操作が難しくシステムが複雑で、前作経験者でも投げた奴が少なからずいるのに
 攻略本が限定特典でしかつかないという糞ぶり

選評補足2

太平洋の嵐5のイギリスの暴走っぷりは凄いですよwww
このゲーム1番の醍醐味と言っても過言ではないかも

どうやらアメリカ以外の連合国の強さは形勢に依存するらしく、
シナリオ前半はまだ日本が強いのでアメリカもなかなか有利には進めない、つまりイギリスが弱い
なのに陸戦仕掛けていって突撃→自爆、突撃→自爆を繰り返した挙句、
戦力を消耗したところを突かれて日本に取られるという見事なバカっぷりを披露
アメリカ陣営選んでもイギリスには指示出せないんで「攻撃自重」とか指令出せないのよね・・・

ところが後半のシナリオだと形勢がアメリカ優位に傾いてるんで
イギリスが途端にチート国家に変貌
突撃→占領、突撃→占領を繰り返してくれるわwww
だから「硫黄島の戦い」だと初期から何も動かさずいきなり命令ボタン押してあと寝てるだけで
イギリスが勝手に陸戦で根拠地取ってくれて勝利数に届いちゃう

そうそう、強そうな飛行機で硫黄島爆撃しても
「相手の被害は軽微でした」って出るのに
イギリスは1ターンに1つぐらいのペースで陸戦で占領してく
そのシナリオは日本が硫黄島を固めてる設定になってて、最終的に硫黄島は破れなかった
なのにイギリスが足りない分全部取ってくれたんで勝利

硫黄島なんて近づくことさえできなかったのに、
最後は「連合国は激しい交戦の末硫黄島を占領、ここに勝利を決定づけた」みたいな字幕と音声入ってポカーンだったわ

・艦隊が扱いにくい
→シナリオ開始当初は大船団だが、基地を占領して戻ると大船団が入れる港がない
港の大きさが決められてて入れる船の大きさが決まってる
だから戻る時は艦隊をバラして分けて入れる
でもそれだと攻撃力が弱くなるんで各所から出撃させ海の真ん中で合流して攻めるの繰り返し、面倒

・根拠地に指令を出すとき、根拠地を選ぶんだけど、
 スティック操作だと近くまでカーソルもってけば基地に吸い寄せられる
 でも十字キーだと吸引しない、ずれる、十字キー派に対する冒涜