2010年 次点

概要

名称レッド シーズ プロファイル
ジャンルアクションアドベンチャー
対応機種PS3/Xbox360
発売・企画元マーベラスエンターテイメント
開発元Access Games
発売日2010年3月11日
価格8190円(税込)
対象年齢CERO:D(17歳以上対象)

参考動画

要点

  ⊂  ⌒  つ

  / ( 。A 。) < 国内版の発売&レビュー投下待ち

  /  /\V  V

 (__) (__)

選評

選評案番外

スレ住人の有志の一人によって翻訳されたIGNの選評(レビュー)。
日本版では異なる可能性があるため、あくまで参考までに。

Deadly Premonitionを一言で表現するなら、「ハード売却支援ゲー」だ。
これをプレイすると、ゲーム機を売りに行きたくなるだろうからね。
とまあ耳障りな言葉に聞こえるかもしれないが、こんなに下手糞な作りのゲームは久しぶりなのだ。
もしこのゲームが8年前に出ていたなら、シェンムーの対抗馬として迎え入れられただろうに。
サバイバルホラーという肩書きではあるが、市内全域を探索して街の住人と会話をしたり、サイドクエストを探し回れるからね。だがそれすら思い違いのようだ、ただ時代遅れなだけではない。
Deadly Premonitionは本質的に酷いのだ、どこから始めようか。
実は07年のTGSでトレーラが発表されてからここ何年、このゲームには興味があった。
ツインピークスの二番煎じに見えたが、ジャンルがサバイバルホラーだと知って興味をそそられたのだ。
その時は知る由もなかった。――完成版が、こんなにがっかりな出来になるなんてね。

プレイヤーキャラクターのヨークは殺人事件の捜査のために奇妙な街、グリーンベールにやって来たFBIのエージェントだ。超展開の火蓋はゲーム開始後すぐに切って落とされる。
オープニングは木に吊るされたバラバラ死体を双子が見つけるシーンで、ゲームはトリップしそうなほど風変わりな、赤い落ち葉が敷き詰められた部屋から始まる。
だがそれも長くは続かない、車が衝突して別次元の世界からモンスター達が襲ってくるのだ。
捜査が始まり、ヨークはグリーンベールの風変わりな住人達を紹介される。
ヨークは虚空に向かって語りかける。ザックとかいう想像上の友人らしいが、何なのだろうか?
ともかく、街中を調べて手掛かりを探すことになる。
何をするのかというと、車のレースだったり釣りだったりというミニゲームだ。
うん、みんなこの時点でプレイを止めるんじゃない?

このゲームの第一印象は今までで最悪だ。
バイオハザードの劣化版みたいな操作性で、カメラは自由に動かせないし、おまけにリロード中は動けないのだ。
戦闘の時のボイスというかお喋り、特に死んでいく敵のは徹底的に酷い。
更にグラフィックはPS2のショボいゲームみたいだ。ストーリーと風変わりなユーモアセンスのお陰でこういう技術の無さが気にならない、という人も中には居るかもしれない。
だが状況は良くならない、思わず放り出したくなるほどテンポが悪いのである。
街の端から端まで車で移動することが何度もあるのだが、遅すぎて苦痛だ。
ついでに画面の切り替えまで遅いときてる。更に、物を拾うのもまだるっこしい。
戦闘は全部同じ感じで、まるでコピペのよう。
単調さを紛らわすのはわずか2,3回のボス戦と、貧相なQTE(Quick Time Event)だけ。
このゲームクリアまでに20時間以上かかるのだが、刺激的なのはその内ほんの僅かという有様。

まあ、どさくさに紛れていい点もいくつかあるよ。おバカなキャラと捻くれたストーリーは興味深い。
ずっと髭を剃らないとヨークのあご髭が伸びていたり、ずっとスーツを着替えないとヨークにハエがたかる、なんていうギミックはチャーミングだね。声優の演技も悪くない。
そのお陰でSEの酷さや、ちょっとしかない「ムーディー」な音楽が何回も何回も何回もかかるのが気になるけどね。
音が聞こえる方向がおかしいなんて言及する必要もない、5.1chのサラウンドでプレイするなんてジョークでしょ?
Deadly Premonitionはそんなに難しいゲームではないけど、これだけは言っておく必要がある。取り返しのつかない「詰み」に陥る可能性があるのだ。
ミッションは再スタート出来ない(再プレイ出来ることは出来るんだが、するとその後タイトル画面に戻される)し、セーブファイルは1つしかない。
強いボス(といっても劣悪な操作性のせいで強く感じるだけだが)に出会って、ライフや弾薬が少なかったら?
諦めてやり直し、それかやめちまえ。

殆ど全ての面で酷い。ツインピークスとバイオハザードとGTAが合わさったと言えば聞こえはいい。
しかし、この開発チームには荷が重すぎたようだ。酷い操作性、酷いテンポ、酷いサウンド、酷いグラフィック。
まあ、このシュールで風変わりなストーリーを追っていく内にそんな物も気にならなくなるかもしれないが。
そうでないならさっさと他の良ゲーやるでしょ。

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