2010年 次点

概要

名称ラストリベリオン
ジャンルRPG
対応機種PS3
発売・企画元日本一ソフトウェア
開発元ヒットメーカー
発売日2010年1月28日
価格6800円(税込7140円)
対象年齢CERO:B(12歳以上対象)

参考動画

要点

選評

選評案その1

2010年1月、KOTYスレ住民は久々に心穏やかな日々を過ごしていた。さすがに、年明け早々クソゲーが出るわけがない。
だが、そんな期待は早くも崩れ去ってしまう。1月28日、大作ソフトラッシュによって業界が賑わうはずだった記念すべき日。
日本一ソフトウェアが「ラストリベリオン」で、KOTYに反逆を仕掛けたのだ。
本作はそのタイトルのごとく、ありとあらゆる面でRPGのルールに「反逆」している。
まず、ゲームを始めて気づくのは、本作では日本の声優を使っていないという点だ。
英語音声によるフルボイスと、日本製RPGらしいセリフが書かれた日本語字幕は、相互に干渉しあって違和感を生み出すことに成功した。
たとえば、主人公のナインを慕う獣娘・セフィが登場する場面を見てみよう。
ここでは、セフィが「パパ、パパ……」というセリフをつぶやきながら彼に抱きつく一枚絵が挿入される。
もし、これを日本の声優が演じたら、普通の萌えキャラになっただろう。しかし、本作では外国の女性声優が「OH! Daddy! OH! Daddy!」と
叫ぶことで彼女を萌えキャラから、獣側に引き寄せることに成功している。

装備品からも、通常のRPGに対する反逆精神がうかがえる。
普通のRPGでは、剣や盾、鎧で身を固めるのが定石だ。
だが、本作にはそんな当たり前の装備は存在しない。
あるのは「耳」「指」「腕」の3種類だけという斬新な装備品の概念だ。
ピアスや指輪でどこを守るというのか。そう思う人も多いだろう。
しかし、安心してほしい。もちろん、ピアスなどで体は守れない。
その性能差はどれも微々たる物で、能力は1ケタ程度しか上がらないのだ。
装備品など必要ないという「反逆」っぷりが男らしい。
フィールド探索も、かなり反逆度が高い。
各地に存在する家には入れず、住民もいないので聞き込みをする必要がないという親切設計だ。
しかも、画面右上のエリアマップはすべて英語で表記されており、
段差や道の分岐がきっちり色分けされていないため、極めてわかりづらい。
むしろ、混乱させられる分ないほうがマシで、地図は万能ではないということを教えてくれる。

さらに、本作はシンボルエンカウントの意義を問うという重要な役目を果たした。
敵シンボルは、超スピードで追いかけてくるため、見つかったら確実に逃げられず
見つかる可能性も極めて高い。中盤以降、姿を消す魔法、足音を消す魔法、
足を早くする魔法が手に入るが、これが手に入る頃には敵から逃げる必要がないほど成長している。
どう見ても敵と接触していないのに戦闘に突入するうえ、
背後から見えない敵に襲われることもしばしば。
また、本作の敵はすべて死者であるという設定からか、倒した敵が目の前で即復活することも。
敵を倒しても油断できないという、斬新な仕様だ。
なお、敵は序盤から同じ雑魚の色違いが5種類以上出現するという点も見逃せない。
色を反転させただけにしか見えない浮遊霊など、アイディアも光っている。

戦闘では、弱点を突く「逆鱗」システムが非常に特徴的だ。
これは、正しい順番に部位を物理攻撃することでダメージを増加させるというもの。「逆鱗」にあたる部位を攻撃する順番を間違えると、5倍以上のダメージを受けてしまうので
弱点を探ることが重要となる。ただし、敵の部位は1体につき最低6箇所以上。
同時に5体くらい敵が出現するため、雑魚戦の時間がかなりかかるのがネックだ。
だが、安心してほしい。このゲームはレベル補正による能力上昇が極めて高い。
途中から、物理攻撃が強くなりすぎるので、中盤以降はとくに弱点を意識する必要はない。
本作には、多彩な属性の攻撃魔法が存在するがそんな自らが作り出した戦闘システムにさえも
反逆する男らしさに頭が下がるばかりだ。
さまざまな反逆行為でKOTYに殴り込みをかけた「ラストリベリオン」。
2010年のクソゲーオブザイヤーは、購入したプレイヤーが遊ぶこと自体に反逆したくなる
この作品の登場により、早くも波乱の様相を呈している。

選評案その2

スレで予告があったので投下待ち中

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