[[ダービータイム オンライン]]
*概要 [#r1ca7173]
|名称|ダービータイム オンライン|[[http://images-jp.amazon.com/images/P/B001F5195E.09.MZZZZZZZ.jpg>http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B001F5195E/silverscythe-22/]]|
|ジャンル|総合競馬エンタテインメント|~|
|対応機種|PS3|~|
|発売元|	SCEJ|~|
|開発元|	株式会社ランド・ホー!|~|
|発売日|2008年11月13日|~|
|価格|5,980円(税込)|~|
|対象年齢|CERO:A(全年齢対象)|~|

注意!このwikiはオンライン専用ゲームは候補に対象外です。
-[[公式サイト>http://www.jp.playstation.com/scej/title/derby-online/]]

*要点 [#m5a6f8ab]
-出場していない馬が優勝するというありえないバグが発生した。
-「ジョッキーモードは破産者の強制収容所」といわれるほどのひどい出来。
-挙句の果てに発売後1週間を待たずしてサービスが一時停止した。


*選評案その1 [#ibdd8caf]
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時にクソゲーというものは、競馬の予想印に例えれば本命、対抗どころか無印だったものから、
急に大化けして戦列に加わってくるものもある。暮れも押し迫る中、ひとつのソフトが発売された。
発売前まさに無印だったそのタイトルの名は、「ダービータイムオンライン」だ。

まずオフラインで遊べるモード。それがトレーニングモードだ。
「ニゲウマ」「サシウマ」など、ネーミングもへったくれもないCPU操作の馬を相手に、
オンラインでの”ウリ”となるはずであった「ジョッキーレースモード」の予行演習ができるというもので、
開発者曰く、「革新的な操作方法」という、
6軸検出でコントローラーを傾ければコーナリング、激しく振れば加速という、
字面を見ただけで疲れそうな操作を学べるモードであった。
オフラインでは、このモードしかできない為、発売日3日前からフラゲした気の早いものの口からは、
大方の予想通り、「疲れる」「ボタン操作は効かないのか」などの悲鳴が聞かれていた。

そして発売日を迎え、胸躍らせてサーバーにつないだ者達を待ち受けていたのは、想像以上の惨状であった。

このゲームはオーナー、予想、BET、ジョッキーの4つのモードに分かれている。
まずはオーナー。生産も育成もなく、単にガチャガチャで馬を引き、それを1日でゲーム内1年というスパンで
行われる競馬番組に出走させ、一喜一憂を味わうというものだ。
このガチャガチャには無料(メダル使用)と有料(円使用)のものがあり、無料でも現実競馬でG1を勝っている馬も引ける為、
それほど差は出ないと思われていたが、無料ガチャには落とし穴が待ち受けていた。
「ヒキが偏りすぎる」のである。スレでは、「7頭引いたけど全部ボンネビルレコードだった」等、
悲惨な報告が次々と寄せられた。
そして有料では、「ディープインパクト300円」等、生々しい価格で能力が飛びぬけた馬を手に入れることができる。

予想モードは、特に語ることもない。


次にBET。このモードは、ゲーセンによくあるメダルを賭けて増やす競馬予想ゲームそのものだ。
仮想通貨の単位もメダルである。
今時、三連複も三連単もなく、「これは10年前のゲームか」との声も聞かれる中、
決定的な事件が起こった。「スペシャルウィーク未出走のはずなのに有馬記念圧勝事件」だ。
出走表にはいなかった為、当然賭けることもできなかったわけだが、
あまりの予想外な出来事に、住民はもう笑うしかなかった。

最後に満を持して紹介するモード。それがジョッキーレースモードだ。
オフラインで腕を磨き、オンラインでは全国のつわもの達と対決する・・・そんな絵を思い浮かべていた。
だが実際は、ゲームとして成り立っていない代物であった。
このモードはラグに尽きる。他馬と接触した場合、自分の馬だけ取り残され、他馬は遥か先へと行ってしまう。
その間必死にコントローラーを振っても馬が加速することはない。

運良くラグがないレースができても、スタートして200mで15馬身以上離して逃げることが可能であったり、
ダートで上がり3F33秒を記録したり、「ねーよwww」としか言いようがない事象が続出した。
ただ、他のモードで破産した場合このモードをプレイするしかメダルを稼ぐ手段は無く、
「ジョッキーモードは破産者の強制収容所」との声も聞かれた。

そして、発売日から1週間を待たずして、
「オーナーレースで不具合が見つかった為サービス一時停止」となり、24時間以上停止する事態に陥っている。
本当に不具合はオーナーレースだけなのか甚だ疑問であるが、
「フルプライスで有料ベータテスト」を体験できたことは、しばらく忘れることがないであろう。
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