選外一覧
以下のソフトは一定の頻度で名前を挙げられたものの「普通に遊べる内容」「選評がない」等の理由でノミネートされずに終わっている。
というか、人によっては良い作品に感じるものも混じってる。
一応2009年が終わるまでは「保留」的な扱いであるため、「購入者が現れ、レビューor選評が届いた」「新たなクソ要素が発覚した」「パッチが当たったら悪化」などがあった場合再考される。
11/26【Wii】NARUTO-ナルト- 疾風伝 龍刃記(タカラトミー)
キャラゲーでも手抜きすぎる面があり、システム的にも致命的な点があるが、
スレ的に発売時期が悪く(SSαの猛攻と重なった)話題にも乏しく、選評も来ないまま選外へ去ることとなった。
- 通常攻撃が一種類のみ(3連コンボ)
- カメラが遠すぎる(後方斜め視点)
- 敵キャラのほとんどが色違い。
- 敵が4体出ただけで処理落ちが発生する。
- プレイヤー同士の対戦モードで使えるのはサスケとナルトの二人だけ。
- 会話が一つ一つ飛ばせない(全スキップのみ)
- PS2並かそれ以下のグラフィック
- ファミ通のレビュー採点は7/6/5/5
9/30【Xbox360】PUZZLE BOBBLE Live!(タイトー/開発:レコム)
バグやおかしな仕様はあるが、これといったクソ要素がなく、選評も来ないため選外へ。開発がジャンラインのレコムのため「パッチで進化」に期待といったところか。パッチを出さない可能性も十分にある。
- フリーズ(開始直後やオンラインでよく起こるとの報告あり)
- 対戦で相手に勝ったのに負け扱いになったり(逆もあり)オン対戦でも何時までたっても自動発射にならないことがある
- 明らかに負けの場面で勝利することも可能(意図的に利用できるかは要確認)
- 画面内にない色や、発射台側にない色が選ばれる(仕様変更の可能性あり)
- 天井の下がり方がおかしいことがある
8/6【Wii】ポップンミュージック(KONAMI)
- このゲームがスレにあげられた理由はいままでのシリーズとは180度変わった操作性、外観。得に問題なのはそのボリュームの少なさと、音ゲーとしてのクオリティがあまりにもお粗末だったところにある。
- まず、本家プレイヤーにとって目につくのは、収録曲の少なさであろうか。デフォルトで全40曲しかなく、隠し曲は存在しない。
- 本家未経験者からしてみれば「40曲ってそんなに少ないのか?それなりに多そうだが?」という疑問が沸くかもしれないが、過去のPS2版シリーズ9作中で、7作もの作品が総収録100曲オーバーであり、圧倒的な曲数を誇っていた事を考えると、40曲というのがいかに少ないのがお分かりであろうか。
- 更に付け加えると、他の音楽ゲームにおいても40曲というのは少なく、beatmaniaIIDXでは平均90曲、PS2以降のDDRでは平均80曲、同じWiiである太鼓の達人でさえ70曲であり、現環境では40曲は少ないのである。
- しかも、ポップンオリジナルの新曲は存在せず、有名曲(版権曲)を除けば従来曲のみの再収録である。
- 新規を取り入れるためだろうか太鼓の達人みたいに版権曲が多いが、多くが太鼓の達人と収録曲が被ってしまっている。
- 同社に同じく版権曲が多い音ゲーにアーケードの「jubeat」があるが、こちらは収録する版権曲の傾向をずらしており(少しは被っているが)太鼓の達人と差別化ができている。
- そして、1曲あたりの譜面(ステージ内容)が、1つしか存在しない。本家は原則として1曲あたり4譜面(5KEY、NORMAL、HYPER、EX)が用意されており、同じ曲でも様々な難易度のステージが楽しめたが、本作は1譜面ぽっきりしか無く、恐ろしく中身が薄くなっている。
- これでまだ、やりがいのある難易度なら救いがあるのだが、全体的に初見で余裕でクリアできるという、低すぎる難易度で、やりがいも何も無い超ゆとり向けになっている。難易度「むずかしい」の曲ですら、本家プレイヤーにとってはあくびが出そうな程ゆるい楽勝さ、もはやお手軽とかではなく、ただ「虚しい」だけである。
- さらに操作性が劣悪で、まともに操作させてくれない。リモコン/ヌンチャクを大きく振っても反応しない(=BAD判定)なんて当たり前、リモコン感知の悪さが大きなストレスとなり、プレイヤーを苛立たせるのは必至であろう。
- もうリモコン操作は期待できないからとクラシックコントローラーで操作したい気分になってくるが、なんとクラコン未対応である。リモコンとヌンチャクで反応するかどうかも分からない振り操作を強要される事になる。
- Wi-fi機能により、曲/譜面を追加できるサービスが存在するが、恐ろしい事に有料である(2曲100ポイント)。元の曲数が少なく、ゲームとしての基本もなってない状態で、金をせびり、さらにWii本体の容量をも圧迫させるという、メーカーの企業態度を疑う姿勢には首をかしげずにはいられない。
- ちなみにCMは「おはスタ」という低年代層向け番組内で展開していた。子役を配置するなど明らかに幼稚園〜小学生低学年をアピールしていたのだが、有料コンテンツとはこれいかに。
- PSP版「太鼓の達人ポータブル/同2」にもダウンロードでの曲配信ができるが、こっちは初めから無料サービスである。また、パソコン用「ポップンミュージックBe-Mouse」の配信は、初めは有料だったが、今は全部無料で落とせる。(ただし、配信サービス終了が決定しており、期間がすぎるとDLそのものができなくなる)
- 本家のような曲を演奏するタイプではなく、太鼓の達人のような専用の音色を奏でる系に路線変更された。しかし、すでにWiiにて発売された「太鼓の達人Wii」には遠く及ばずの完成度であり、もう笑うしかないレベルまで達しているのが悲惨だ。
- 参考までに、PS2ポプの現最新作である「ポップンミュージック14 FEVER」、「太鼓の達人Wii」、そして本作の、曲と譜面数を比較してみると…。
- [PS2 ポプ14] 112曲(5KEY 112/NORMAL 112/HYPER 112/EX 88 計424譜面)
- [Wii 太鼓] 70曲(かんたん、ふつう、むずかしい、おに/各70 計280譜面)
- &bold(){[Wii ポプ] デフォルトで40曲(40譜面)+追加曲購入(有料)}
- 単純計算で本作の譜面数はPS2ポプ14の十分の一以下、太鼓Wiiの七分の一しか無く、いかにボリューム不足なのかお分かりであろうか。(追加配信すれば多少譜面が増えるが、それでもボリュームアップには程遠いレベル)。
- 以上の通り、入賞には十分な内容の本作ではあるが、選ばれなかった理由は、有名曲が多く万人向けをアピールしている(本家はなかなか有名曲を入れてくれない)、本家とはまた違った雰囲気の可愛らしいキャラの存在感、難易度の高等化で初心者置いてけぼりな趣がある本家より入り込みやすい(飽きやすくもあるが)、対戦モードがそれなりに豊富、という評価部分もあるにはある。
- 本作の悪さもあるが、PS2版のポップン関連があまりにもハイボリューム、ハイクオリティな内容な為、それに馴れたプレイヤーの落胆が大きすぎたという要因が、本作をよりガッカリさせた結果に向かわせたのかもしれない。
8/6【Xbox360】マグナカルタ2(バンダイナムコゲームス)
公式サイト
ゲームとしては駄レベルだが、クソゲーとしては大したネタがなく、話題先行だった模様。
- 開発費は約10億円の巨大プロジェクトで2007年内の発売を目標にしていた(2005年9月の時点でのニュース記事)
- どこかで見たことあるような韓流ストーリー、良く言えば王道
- 発生原因がわからないバグやフリーズがある
- DLCがあまりにも酷い内容(10分ぐらいで終わるショートシナリオに500円取る)
8/6【PS3】JANLINE R(レコム)
公式サイト
とりあえず普通に麻雀できる模様。
いくつか問題点があり、クソゲーと呼べなくもないが、オブザイヤーにノミネートできるレベルではない。
- 本スレにて配牌が調整されているとの報告あり。シンペレと同じか。
- しょぼいグラフィック。
- 鍵部屋は有料。アバターも(グラフィックのレベルに対して)高い。
連続プレイの決定権が部屋主にしかなく、やめたいのに部屋主が始めてしまったら、ペナルティ食らって落ちるしかない
あがらないCPUを使って階級を上げられる(2人以上で始める必要があるので開始時に協力者が必要だが)。
- 9月のアップデートでオンラインであがらないCPUは使えなくなりました。
- カスタムサウンド非対応。しょぼいBGMを売るためか?
- 2008年度で惜しくも大賞を逃したジャンラインが、PS3にまさかの移植。
- 偶然か意図的か、E3の新作発表にぶつける形となった。
(しかも、よりによって「メタルギアソリッド Rising」発表の直後)
家ゲー板やゲハ板、ゲーム情報ブログなど、各地で混乱と爆笑を発生させた。
- 余談だが、未だに「R」の意味は不明。
INFORMATIONをクリックした先で、INFOMATIONと誤植があった。
- 受注がほとんどとれなかったのか、市場には少数しか出ていない。初週売り上げ計測不能(300本説あり)。
- 店長(仕入れ担当)ブログでも扱いに困っている様子が伺えた。多くの小売店はゼロ発注だったようで、実際フラゲ店を回ったが置いてなかったとの報告があった。在庫のあるネットショップはいくつかある。
- 香港の薄型PS3広告の構図がジャンラインのパッケージに似ている。
7/31【PS3】THE 麻雀〜通信対局機能付〜(D3パブリッシャー)
公式サイト
通称「シンペレ」「シンペル」。(「SIMPEL」の誤植より)
発売二日前に突如出現、サイト誤植等のネタもあり、開発がジャンラインでおなじみのレコムということで、期待されていた。
しかし不具合・不満点はあるものの、500円という安価でオンラインやカスタムサントラ対応等の機能があり、
実際に買った人も遊べる出来と述べてる人が多いため、選外となった。
不具合・不満点は以下のとおり。
- さまざまな設定ができるが、開始前にはルールが確認できない。開局中はポーズでルールが確認可能。
- 強制理牌なのに手出し位置がランダムでない(WiiのMFCと同様)
- 配牌が偏らないように調整されすぎている
- 1色に偏るとか、同じ数字の牌が来ることは、ほとんどない模様
- 飛びありで、ダブロンで飛ぶと終了せず次局へ進む(次局でマイナスだと終了する)。
- 積み棒が0点。ローカルルールの範囲と言えなくも無いが。
5/28【Xbox360】Battlestations:Pacific(スパイク)
公式サイト
- バグが酷い、フリーズ多発
- 特定の条件下でセーブデータが破壊されるバグが発覚
- 選評も届いたが、問題の「伊400」関連のバグはパッチで修正され、話題も沈静化。選外へ。
前作、バトルステーションミッドウェイから一年。
前回スパイクがやらかし「国内隔離サーバー」でまったくといって良いほど
人が居なかった反省を踏まえ、ついに全世界対戦可能、新兵器大量追加、
日本側シナリオ搭載と、一部マニアがニアニアしながら発売を迎えた。
当然、新規の日本側シナリオでプレイしてみてまず感じるのは字幕の小ささ。
コンポジ接続はもちろん、D4環境でも32インチ以下のTVでは識別が困難と、
当時夜戦を得意としていた日本海軍も真っ青の読みにくさで開戦する。
右スティック上で上昇、下で下降、左スティック上で速度増、下で減という
独特の操作感になんども海面特攻を繰り返しつつもシナリオを進めていくと
日本、伝説の潜水艦「伊400」を使用できるようになる。
この「伊400」に乗艦しシナリオ13に到達すると、信じられない光景をまの
あたりにする。
戦闘開始後、唐突にフリーズを起こすのだ。
なんだ、こういうこともあるかと再起動するとわれわれはさらに信じられ
ない現象に遭遇する。
セーブデータが破損され読み込めないのだ。
こうなるとなにをどうしたらいいのかわからないが、とにかくもう一度
最初からプレイしせっかく今作で追加された「伊400」ではなく普通の
伊号潜水艦でシナリオ13をクリアする。
伊400は、本来の目標である敵の撹乱をものの見事にやってのけたのであ
った。
キャンペーンで腕を磨き、ついに全世界対応サーバーになったオンライン
対戦に舞台は移るが、ここでも大艦巨砲主義の弊害か満足に接続できない。
原因はわからない、ただただオンラインロビーで部屋を探し、突入すると
フリーズするのである。
これを、第三次世界大戦の抑止と取るか、未完成品ととるかは諸君に委ねる。
上記の「伊400」関連とセーブデータ破壊についてはパッチで解決済み
http://www.spike.co.jp/bsp/apology2.html
4/29【PS2】ティル・ナ・ノーグ〜悠久の仁〜?(システムソフト・アルファー)
一言で表すなら「時代遅れ」「古き悪きクソゲー」。
本スレ住人はフリーズバグにも負けず楽しんでいる模様。
「FD時代を知ってれば楽しめる」といった悟りを開いている住人も。
言い換えれば、FD時代を知らないとゲームにならないほどロードが多い。というのが真相である。
- グラの粗さやゲームの単調さなど悪い意味で前時代的なゲーム
- 元々は前世紀のPCゲーム。その流れを汲んだとも考えられるが…
- 選評はあるが、決め手に欠けるとして選外へ。購入者は当スレまで追加の選評を。
4/23【Wii】メジャマジ・マーチ(スクウェア・エニックス/七音社)
キャラクター(絵・セリフ)などが印象に残り、スレは盛り上りいくつか選評も挙がったが、値崩れが始まり購入者が増えるにつれ、音ゲー板本スレ等で評価が上がった。選評の内容にいくつか間違った記述がある事も判明し、選外へ。
選外ながら話題になったことはある意味オプーナに近いかもしれない。
- 通称「メシジママーチ」「マジキチマーチ」。スレ住人の感想は「ラリった奴の脳内」。
- ステージは7つ、イベントシーンを除くとEDまで30分とボリューム不足と思われた。リモコン感知も悪い。
- 操作性は悪いが、慣れると奥が深いとのこと。
- 実はやり込み要素もあり、音ゲーにしてはかなりのボリュームらしい。
4/16【Wii】デカスポルタ2(ハドソン)
公式サイト
初日の消化率が一部でネタとなったが、凡〜駄ゲーといったところ。
- 出荷8万本に対し、驚異の消化率3%(初日)。
- じわじわと売れ、5月中旬には3割程度消化したとの情報もある。値下げしてなんとか売り切った店も。
- その後もじわじわ売れ続け、現在の販売本数は50721本(7/3発売号ファミ通より)。小売的には何をやっても売れないソフトよりはマシといったところか。
- 10種目中まともに遊べるのは2種目のみ。
- ダーツ、ペタンクだけを1000円で売れという悲鳴も。
- 声優の喜多村英梨が雑誌でプレイレポを書いているが、
とにかくぶんぶん振り回してたら連勝した(剣道)など、
一見褒めてるように見えて、さり気ないクソゲーアピールをしている
4/9【PS2】すっごい!アルカナハート2(AQインタラクティブ/エコールソフトウェア)
選評も作られたがスレでは「色々クソ要素はあるが劣化移植の域を出ない」という点で選外とされた。
確かに、処理落ちの所為でコンボのタイミングが実機とは全く異なるため、玄人から見れば高い鳥避けに過ぎない。
しかし、ただ動作が重いだけであるため処理落ちを考慮に入れると普通にコンボは繋がる。
結果として格ゲーの素人が適当に遊ぶ程度ならば用を足せる辺りが辛うじて評価されたと言える。
- アーケード格闘ゲームから据え置きへの移植。だがその移植時に問題発生。
- 解像度の低下
キャラが歩いたりするだけでも画像が乱れ、酷いときには全身にモザイクがかかったようになる。エロゲじゃないっすよ。
また公式ページでのゲーム画像はまともであり、アーケード版の写真をPS2版と偽って公開していたものと思われる。
ハイスペックのパソコンを使ってエミュレートした所、処理落ちや画像度の低下が起こらずに普通に動いたとの報告があった。
アーケード版でなくとも、開発に使用したコンピュータでスクリーンショットをとった場合、普通の写真になる可能性が非常に高い。
- 処理落ち
これが特に酷く、さらに処理落ちにあわせてコマンド入力をしないと認識されないため、コンボゲーとしては致命的。
頻度も高く、果てには通常技だけでスローになることも。新手の初心者救済措置か?
購買層もアーケードのユーザーが練習をするために買う場合がほとんどであり、それらのユーザーにとっては買う価値が殆ど無くなってしまう。
- 参考動画 OP〜対戦。解像度の低下や処理落ち、読み込みの長さ等、主に叩かれている点を網羅した動画。
- というかそもそも前作でさえ「PS2では容量が限界」と言われてたのに何故また移植するのかが謎。
- その他の移植度やシステム面はまとも。また元々の格ゲーもキャラの個性を出したコンボゲーという感じで評価は悪くない。
- 制作費・開発環境の問題もあるかもしれないが、PS3など性能の良いハードで製作すれば互いにとってよかったのに。
- 参考:中級者の感想
807 名前:なまえをいれてください[sage] 投稿日:2009/04/12(日) 11:53:26 ID:zG+Yt8ho
アルカナ信者なんだが、処理落ちについてちょっと言わせてくれ
よくネット対戦なんかで言われるラグと勘違いしてる人が多いようだけど、あれとは全く別
確かに物凄く処理落ちする状況はあるが、フレームスキップが起こって入力がキャンセルされるなんてことはない
ためしに画面上に大量のオブジェクトがある状態(花ペトラvscpuドロシー)でやってみたが、入力自体が通らないということはなかった
処理落ちでコンボをミスるというのは、スローがかかっているためにキャンセル可能なタイミングが遅れてやってくることに起因してると思う
スローがかかること前提でタイミングを合わせてやればきっちり繋がるので、むしろフレーム単位での処理は正確にされている
というか1フレームごとの処理を正確に行っている故の処理落ち、と言った方が正しいのか
なので、そこを踏まえた上でやる分には対戦は成立するからゲームシステム自体が破綻しているという評価は当てはまらないと思う
ちなみに俺の腕前は中の中から上といった程度。闘劇出場者レベルには厳しいが、それよりちょい下なら勝負になるといったところ
「アーケード移植物にクソゲーなし」と言う。移植の質を適切に計れるのは限られたファンのみであり、
万人にクソゲーと認知されるのは難しいという意味である。そんな不文律を真っ向から突き崩さんとする怪作が現れた。
PS2「すっごい!アルカナハート2」、開発エコール。
何故か本作は現在アーケードから完全に撤去されている旧バージョン(ver.2.5)の移植である。
発売を数週間後に控え突如発表された謎仕様。よぎる一抹の不安。
「時間の許す限り新バージョン(ver.2.6)の要素を詰め込みました。でも基本は2.5」という
強気か弱気かよく分からない制作チームの発言を受けてなお
「アケ版の練習に使えなくても家庭用単体で面白ければいい」と期待に胸を膨らませるユーザー。
彼らにとって、移植度自体大きな関心事ではなかった。
ただ家庭でアルカナハートを楽しみたいというユーザーの愛を一身に受け誕生した本作。
しかし、それに対する「ハートフル2D対戦アクション(公式)」としての答えは想像の斜め上を行くものであった。
全体的に尋常ではない処理落ち。飛び道具を撃つともっさり、特定キャラでは通常技を出すだけでもっさりという仕様は、
戦いに疲れた格闘ゲーマーに対するスローライフの提案なのか。
処理落ち中はコマンド入力をキャンセルされ、まともな操作が出来ないというユーザーの悲鳴からも、
対戦を否定するハートフルなメッセージが伺える。
また、キャラゲーとしての肝であるグラフィック面においても、
キャラクターが動作している時といない時で解像度に大きな隔たりがあるという心憎い仕様が盛り込まれた。
動作中はまるで全身にモザイクを掛けられているようなSFCかそれ以下を思い起こさせるドット絵に切り替わり、
戦闘を行う姿は醜いという主張が執拗になされている。
最も、発売前に公開されたスクリーンショットには美麗な画面写真のみが映し出されていた所、
単なるメーカーによる騙し討ちであるという意見もある。
その他にも対戦前ロードに18秒等、徹底して戦いを否定する姿勢が貫かれている。
このように、ハートフルを突き詰めた結果、
格闘ゲームとして、キャラクターゲームとしての双方の役割を放棄するに至った本作。
その過剰な愛情に耐え切れず、膝を折る者、そもそも家庭用の発売を無かった事にしようとする者が後を断たぬ中、
「特典のドラマCDに6千円を払った事にする。ゲームはおまけ」
と言い切る苦行者も現れており、人間の強さを垣間見る思いである。
本作の主人公愛乃はぁとの力の源は「愛(公式)」。
前作移植時に「もうこれ以上のものはPS2に入らない。限界」と言いつつ
容量倍増した続編をあっさりPS2で出す辺り、メーカーのPS2ユーザーに対する愛は相当なものと言えなくもない。
そんな彼らにこの言葉を送りたい。
「こんなに苦しいのなら愛などいらぬ!」
アーケードからの移植作である本作は、主に移植機種であるPS2の性能と開発会社の技術力が足かせとなり、
様々な問題を残したままの発売となった。
まずこのゲームをキャラゲー・ギャルゲーとして見たとき、一番に目に付くのは動作時の解像度低下であろう。
立ち絵や非動作時のキャラクター達は綺麗なラインで描かれ、キャラの魅力を存分にアピールしているのだが、
一度動こうものならば、その綺麗だったラインは哀れにも無骨なブロックノイズと成り果て、
キャラはさながらモザイクがかかっているかのような状態になるのだ。
言うなれば、アイドル写真集を購入したら、表紙は高解像度の写真だが、
中を開いたらブロックノイズだらけの低解像度写真が大半を占めており、
アイドルの表情はおろか服装すら満足に観賞できない状況なのである。
キャラゲー・ギャルゲーとして非常に重要な要素であり最も親しむであろう「グラフィック」という点で、
すでにこのゲームはある種の客を投げ捨てているのである。
また、音声に関しても前作より指摘されていた「キャラボイスの音量が一定ではない」という問題があり、
会話中の枠や体力ゲージが小刻みに震えるなど細かい部分での造りの荒さも目立ち、購入者を苛立たせる。
格闘ゲームとして見たとき切り離せないのがアーケードからの移植作という性質上、
購入者にはアーケード版をプレーしている、もしくはプレーしたことがある者が多く存在するであろうということ、
また、格闘ゲームの祭典とも言える「闘劇」にて競われるゲームであるため、
その練習用に購入した者も多いということだ。
そういった者達にとって、PS2版は残念な出来だと言わざる得ない。
現在アーケード版はVer.2.6となっているが、PS2版はVer.2.5プラスαという事で、
最新版の要素が全ては含まれていないということ、
また、前述したようにキャラグラフィックの解像度を落としてまで移植したにも関わらず、
技を出すたびに頻繁に発生する処理落ちのため、入力がキャンセルされる・入力タイミングが変わる、等、
アーケード版とは全く違う操作感覚が要求され、練習に使うことなどは出来ない。
アーケード未経験者には関係ないと思われるだろうが、
処理落ちによりスピーディーな戦闘、爽快感あふれるコンボが阻害される。
また、選んだキャラやアルカナ(スタンドのような存在。
キャラと組合せる事で何百通りもの戦闘スタイルになる)によって処理落ちの程度が変わり、
キャラによっては通常コマンド技ですら処理落ちするため、ライト層は満足に技を出すことも困難となる。
システム面では定番の長いロード(戦闘開始に18秒)や、ステージセレクトがない、
対戦モードの制限時間排除が出来ない等、ユーザーを苛立たせる要素が満載である。
更には、移植に当たって増えたステージはストーリーモードにしか登場せず、
トレーニングモードや対戦モードでは使用できない。
最後に彩として添えられた、雑誌などでの開発者インタビュー記事や開発Blogから読み取れる、
「PS2の低スペックで何とか動かせるよう頑張った」的な自己弁護にはもはや呆れるばかりである。
4/2【Wii】ドアラでWii(Tera Box.)
公式サイト
おもしろいかどうかは、あなた次第(パッケージ裏面より)
スレではバカゲー・ファンアイテムとして評価された。
- ファミ通レビューで6454。ボリューム不足を指摘するコメントが目立った。
- 購入者の声としても「全体的なボリューム不足」が挙がった。だがそれ以外ではある程度楽しめる様子。
- 噂によると名古屋ではバカ売れらしいが、売上は集計不能。(1万本売れたとの情報もある)
3/19【Wii】ダーツWii DX(アルファ・ユニット)
参考
公式PV
価格は高いが、クソ要素が皆無なためノミネートは難しい。本スレで特に不満も出ていない模様。
- フルプライス(6,090円)でダーツだけというスカスカのゲーム内容。
- 定価が3,990円になったというのはガセ(ファミ通の誤植)
- 同社販売のWiiwareのダーツは500円(参考)
- DXでの追加要素は以下のとおり。この内容に魅力を感じないならWiiwareで十分。
- ゲームモードが3→5に
- ダート(矢)の種類が選べる(4種類)。条件クリアでデザインが選べる。
- オンラインランキング対応。(wi-fi対戦は不可)
- 販売本数は計測不能。出荷自体も相当少ない模様。そのため報告も少ない。
2/19【Xbox360】怒首領蜂大往生 ブラックレーベル EXTRA?(5pb)
ゲーム自体は超マニア向けだが良質なシューティング。不具合や不満点がいくつもあるが、シューティングとしては、そこそこ遊べることもあってノミネートは難しい。
不具合修正のためのアップデートは、2回予定されている(1回では容量の関係で修正できないらしい)。致命的なものは修正されて、遊ぶのに差し支えない程度にはなるらしい。
アップデート1回目は年内予定だったが、アリカ副社長の三原氏によると、原因不明で当初見送る方針だったロード時間を改善したため、2010年1月に延期との事。
XBOX360用に作り直したものを有償DLCで配信予定。完全版といえる出来で、こだわる人用とのこと。
- アンチの大量突撃により発売から4日で、このゲームのプロデューサーの「盛政樹」の個人ブログ更新停止
- ちなみにこの人は、会社バレして個人サイトを閉鎖したゲームがあるらしい
- これだけのバグを出しておきながら、GT5をバグゲー扱いしている。「おっとあぶない、間違ってPSPなんかを買うところだったぜー」などの痛い発言も見つかる。
- この人の影響で、同プロデュースのタユタマが延期することになり、後に開発スタッフからも外れされてしまったのが確認された。現在何してるか不明→5pb.販売の「Lの季節 ダブルポケット」のプロデューサーをしていた模様。
- 2ヶ月ほど発売が延期
- PS2版(白版)はアリカによって
AC版でやり込んだ人も満足できた移植だったが、今作は5pb(楽曲提供がメインでゲーム部門はギャルゲー製作が主)
- 3つのモードで遊べ、以下のようになっている
黒:普通の移植~(ただし細かい不具合は多い)
白:Xbox LIVE GAME2周目にゲームオーバーするとフリーズするバグ
XMODE:本作でしか遊べないモード。致命的なバグも無く、爽快感もあり評判は良好。ただし細かい不具合は多い。
- XMODE解除条件が6時間プレイもしくは実績600以上解除なのでやや手間がかかる。
- メニュー等のユーザインタフェースが不親切&不具合多し
- 最初にまとめてデータを読み込んでいるのか、起動やメインメニューのローディングが長い&多い。ただ、ゲームを始めればほとんどローディングはなく快適。
- リプレイに関してズレが生じる等の不具合が多い。フリーズする場合も
- 参考:怒首領蜂大往生まとめ Wiki>不具合XBOX360編
- 参考:撃墜王53596不具合(参考画像)
二十万も不具合がありそう
- 買った人の感想
171 :なまえをいれてください:2009/02/23(月) 17:28:43 ID:IvP0zqzG
大往生買ってみたが、黒版1週しかできない実力じゃゲーム部分の差は見つからなかった
気になったとこは起動時のロードとUI周りと初心者向け(チート)モードがゲームを6時間しないと解禁されないとこか
ゲーム部分のロードはステージ間に1〜2秒ぐらいだった
残念ではあったが普通のSTG好きなら楽しめるレベルだとおもた
上級プレイヤーがどう思うかはしらね
2/19【PS2】新宿の狼?(スパイク)
作りが粗いが後半のシナリオには評価する声もあり、クソゲーというよりはバカゲーといった意見が多い 参考動画(ニコニコ)
- ファミ通レビューでの低得点(高いほうから7443)で話題になる
- 『トゥルー・クライム ニューヨークシティ』と『龍が如く』を足して2で割って失敗した感じ。
- 雰囲気が龍が如くが如く(笑)。刑事モノだが自由度は高く、突っ込み所満載。以下に一部を紹介
- 攻撃手段に拳銃があり、いつでも使用可。弾数も非常に多い。
- チュートリアルで後輩刑事をフルボッコ。ここでも拳銃が使える。
- 通行人を殴って罰金を取り、自分の懐に入れることが出来る(俺法)。
- 民間人の車を乗っ取れる。ついでに通行人を轢くことも出来、さながら和製GTAと化す。
- 当然ペナルティーはあるが、かなりの猶予がある上に、金やミニゲームで帳消しに。
- 猶予突破で別ゲームに
- 財布落として、通行人がネコババしたらタイーホできるアイテムがある。
- コスチュームや武器が購入可能だが、刑事に似つかないものが多い。条件クリアで出現するものも。
- 大量に仕入れてしまったため、発売日直後から投売(2,980円)の店があった。クソゲーと勘違いした人も多そうだ。
4月に入って安価で仕入れたのか、さらに安価(980円)で売る店もあった(ともに完売)。
- 因みにカプコンが投げ出した企画をスパイクが拾ったもの・・・らしい(内容がマズいからとの噂)。
1/22【Wii】FRAGILE 〜さよなら月の廃墟 〜?(バンダイナムコゲームス)
選評は出たものの、廃墟の雰囲気とグラフィック、画面インターフェイスなどのトータルイメージが高水準でまとまっており、一部絶賛するファンも。
結局のところ、平凡なガッカリゲーでとどまった。
美しいPV、心に響く音楽と、発売前から一部の注目を集めていた「廃墟探索RPG フラジール」。
操作の悪さがレビューで指摘されていたが、世界観に惹かれたゲーマーにとって操作性は二の次であった。
しかしそんなゲーマーの前に広がった世界は、探索できる箇所は殆ど無く、訪れる場所の大半が地下という、
廃墟とは言い難いコンクリートの世界だった。
長くて狭い一本道を、ただひたすら走るだけの主人公、
ヌンチャクのスティックを傾けたまま、ただひたすら時間を浪費するプレイヤー・・・
しかしそんな時間も長くは続かない。
ホテルの部屋に全部立ち入り、アイテムをフルコンプするまでやり込んでも、クリア時間は12時間。
プレイヤーの心に残ったのは、長いトンネルを走りきったという達成感だった。
蛇足ではないかと言われていた戦闘も、噂どおりのお粗末な出来だった。
武器の故障率がランダムだったり、主人公ができる行動は攻撃のみと、とにかく作りこみが甘い。
一発殴っただけで武器が壊れることもあり、複数武器を持ち歩くことを余儀なくされる。
倒しても倒しても、特定のポイントを通過すれば必ず登場する敵が、探索行為に水を差す。
また、プレイヤーの休憩所とも言えるセーブ箇所にさえ、不便さが滲み出ている。
武器や薬品の売買が出来るアイテム屋の出現が、ランダム。
道具が必要な時に現れない事もあれば、必要ない時に現れて無駄に長い演出を見せられる事も。
アイテムを移動する際は、かばんやゴミ箱がガタガタ揺れる効果が入り、またもやプレイヤーの手を止める。
矛盾を多数抱えたストーリーも、「主人公の記憶だから曖昧なのは仕方ない(開発者談)」。
置いてけぼりのプレイヤーは、主人公以上に、孤独と悲壮感を味わったことだろう。
1/22【Wii】涼宮ハルヒの激動?(角川書店 開発:ドロップウェーブ)
同じく選評は出たものの、一部の鍛えられた精鋭達はそれなりに満足している感があり、なおかつキャラゲーという点などもあり悪くてもガッカリゲーどまりといったところの模様。
昨年のクソゲー七英雄伝説の興奮も冷めやらぬ一月、早くも最初の地雷が投下された。
「ただのゲームには興味ありません!」と言わんばかりに颯爽と登場したのは、「涼宮ハルヒの激動 wii」である。
「ハルヒと一緒にレッツダンシング!」というキャッチコピーであったが、実際はスターウォーズのライトセイバーで敵の攻撃を防御するような操作性で、到底ダンスとは言い難い代物であった。というか、そういう動きをしないとリモコンの感度が悪くなってしまう。
ならばと画面の中で踊っているキャラクターに合わせてリモコンを振っても、悲しい事にミスとなってしまう。「そう簡単に お前らに サービスはしない涼宮ハルヒの団」の略称がSOS団なのかとプレイヤーに自問自答させるから奥が深い。
難易度も”ただの人間”ではとてもクリア出来ないハードなレベル。そしてその超絶難易度でSランクを取得しないと、代表曲ハレ晴レユカイを聞く事が出来ないという仕様に多くのファンが涙をのんだ。
キャラゲーなのに使えるキャラが非常に少なく、なんと主要キャラの40%が消失。ガンダムで例えるならランバ・ラル、マ・クベ、ドズルがいないのに何故かアカハナがいるという微妙な選考基準もファンの怒りを買った。
人気キャラの一人長門有希のスカートが消えるというバグが発見され、数多の賢者達が胸を躍らせて全裸でTVに向かうも、下着どころか尻まで再構成を忘れていてグロ映像を見せ付けられたというエピソードは後々まで語り継がれるだろう。
参考動画 http://www.nicovideo.jp/watch/sm5955602
涼宮ハルヒの憂鬱という原作タイトル通りに、プレイヤー全員を憂鬱にさせる事で2009年の幕は切って落とされた。
「角川さん、何でこんなゲーム作ったの?」
「禁則事項です♪」
- 余談だが、アニメ「涼宮ハルヒの憂鬱」のエピソード「エンドレスエイト」は、四八(仮)のランダム分岐を髣髴とさせる。