概要
名称 | THE 男たちの機銃砲座 | |
ジャンル | シューティング |
対応機種 | プレイステーション2 |
発売元 | D3パブリッシャー |
開発元 | オーパススタジオ |
発売日 | PS2:2006年6月29日 |
価格 | 2,100円(税込) |
対象年齢 | CERO:A(全年齢対象) |
- 通称「キジュー」
- SIMPLE2000シリーズの記念すべき100作目であると共に同シリーズにおいて最底辺クラスのクソゲー。
当時は後に移植・シリーズ化された作品など比較的良作が揃っていた時期だけに、
なぜこれを100作目に持ってきたのか理解に苦しまされる。
要点
- 生存ミッション
- 画面外の敵は「存在しない」扱いの為照準をなかなか敵の来ない画面端に持ってきて放置するだけでクリア。最早ジャンル否定。
- シナリオは普通に進むせいで弾を撃ってないのに要塞が陥落したり因縁のライバル機が爆発したりといった矛盾も起きる有様。
- 敵に規則性がなく自機は機銃砲座なので回避行動が取れない。つまりは敵の動きを読んで弾を撃つ前に打ち落としたり、
敵を倒す順番を考えて被弾しないようにするといった3Dシューティングとして当たり前なレベルの駆け引きが一切出来ず、
出鱈目に動く敵を淡々と打ち落とすだけ。無論敵弾を防止する術などありもしない。
- 本来とにかく撃ちまくるしかない機関銃座のゲームなので、正しいことは正しいがシューティングとして正しいのかは疑問
- 殲滅ミッション
- プレイヤーが気づかないようにステージの脇を通り抜けようとする戦艦を全部打ち落とすというミッションだが
こちらの攻撃の射程距離がハッキリせず、画面右上のレーダーも使い物にならないため、ひたすらにイライラするだけ。
- 撃ち漏らしてミッション失敗になった場合、タイムオーバーを待つしかないので更にイライラ。
- しかもポーズ画面からリトライも出来ないため、リセットをするしかなくなる。
- 主砲ミッション
- △ボタン連打でエネルギーチャージ→満タンになったら○ボタンで発射→ミッションクリアという流れでたったの5秒。
度を越したユーザーフレンドリーな設計は手抜きと変わらない、といういい例である。
- 酷い事に最終面もこの主砲ミッションなので面白みも何もないクライマックス。
- 演出
- 下に挙げたように演出らしい演出などなく、しょぼい1枚絵と共に状況説明が全部声で行われる様はまさに三流ドラマCD。
- 着弾エフェクトがなく、爆発エフェクトや効果音がしょぼく、爽快感など微塵も感じられない。
- 戦闘中に登場人物が「ブースト点火!いっけぇぇぇぇぇぇーーーーーーーっ!」
「なんてスピードだ!本当に旧式なのか!」とか叫んでるのに、微動だにしない画面。
- 主砲ミッションの発射シーンが、しょぼい1枚絵+ポケモンフラッシュ。それが何回も使いまわされる。もちろんラスボスもそれでトドメ。
- そのため真面目にプレイしていると高確率で病院送りにされる。(もちろん現実の世界で)ポリゴンもビックリ。
- その他
- …と殆ど全ての面において酷い本作だが、声優陣は無駄に豪華だったりする。
それが全く活かせていない、むしろ声優諸氏に失礼な出来なのは言うまでもないだろう。
- ラー油氏をして「ゲームではない」「掛け値無しの地獄」と言わしめる辺り四八ショック以前のノミネート作という点を差し引いてもかなりのクソではなかろうか。
総評からこの部分を抜粋
それからしばらくは対抗馬不在であったが
シンプル2000の「THE男たちの機銃砲座」が登場し、スレも活気を取り戻す。
このゲームはシンプル2000ではあるものの、そのハンデを乗り越える程のカオスっぷりを見せ付けていた。
フォントがフリー素材、この・・・通信は・・・電波妨害・・・されている・・・等
もうちょっと考えろよ的な要素すらも些細な事である。
シューティングゲームなのに敵を撃たずに無視する事でクリア、と
シューティングゲームを根本から見詰め直した斬新なゲーム性が評価された。