- クソゲーにつきものと言われるフリーズバグは当然のごとく標準装備
- ルール上見えるはずの牌が一部伏せられている。
- チーで鳴いた場合の牌の選択方法が不自然
- 点数の計算がおかしい
- 社員ボイス販売
- 部屋を作成したプレイヤーが必ず親となる
- ランキング対戦中に誰かが落ちると強制終了
- 同じプレイヤー同士での連戦は不可
- ちなみに公式ブログは麻雀を知らない人間が書いていた
- フリーズ多発するようになる
- 進行が5分近く遅くなる
- 新たなバグ発生
- 一部のバグ未修正
- 公式が掲示板&ブログ閉鎖してトンズラ
多くのユーザーを驚嘆させた大奥記から3ヶ月・・眠れる挑戦者が遂に目覚める!!
ジャンルは「麻雀ゲーム」、それはシンプルシリーズでも馴染みの深い国民的娯楽である。
しかし、「テーブルゲーム」と言う安息の地にすらクソゲーの侵攻は休まるところを知らないのだ・・
「当然」と言う概念を幻想と知らされる麻雀ゲーム、「ジャンライン」の登場である。
クソゲーにつきものと言われるフリーズバグは当然のごとく標準装備であり、
ルール上見えるはずの牌が一部伏せられ、チーで鳴いた場合の牌の選択方法が不自然、点数の計算がおかしいことなどは序の口である。
なんと、駆け引きに重要な要素である相手の切り牌が手元からか、直前に引いたものか識別不能なのだ!
まさに「麻雀」ではなく「ジャンライン」と言う名の異空間がそこにある。
このあまりにも酷い仕様に「素人が作ったとしか思えない!」とユーザーが怒りに震える最中、
まるでユーザーを挑発するかのようにジャンラインの社員ブログを『麻雀の素人が書いている』ことが判明し、火に油を注ぐ始末である。
尚、Xbox360では麻雀ゲームは本作併せて二本しかなく、この作品に期待していた麻雀好きの心を打ち砕いた点でも罪が深い。
「それでもネット対戦さえできればいい」「きっと普通の麻雀に飽きた玄人向け仕様に違いない!」
そう自分を納得させわずかな希望を持ってオンに接続したユーザーも存在した。
しかしこのゲーム最大の売りである「ネット対戦」こそがレコムの仕掛けた最大の罠だったのである。
そこにあったのはもはや「ネット対戦麻雀」ではなく「精神修行」の場であった。
社員が適当に喋っているのではないかという出来のボイスデータが有料という悪徳商法で社会の厳しさを教わり
部屋を作成したプレイヤーが必ず親となることで、先手必勝の大切さを、
ランキング戦中に誰かが落ちたとき、対戦が強制的に終了することで、忍耐力を、
同じプレイヤー同士で連戦できないことで、一期一会の大切さを知る崇高な仕様となり、
各地で多くの修行僧と化したユーザーの阿鼻叫喚がこだましているのだ。
極めつけは公式サイトで有料ダウンロードしたボイスデータもオンラインのホストによっては反映されないといった素晴らしいサービスっぷりである。
そのダウンロードページでもVOICE_01が2つあり、発売からたった数日で販売中止、返金対応という離れ技をやってのけた。
こうして発売初日から公式サイトに謝罪文が載せられることとなり、確信犯の製作を許す最後の寛容さが今試されている・・
またシンプルもびっくりの、お求めにくい3990円と言うお値打ち価格であることも補足したい
「麻雀ゲーム」と言うある種の古くから完成されたジャンルでありながら、
クソゲーと言う魔のサラブレットを輩出した完成度は脅威的とも言えるだろう。
現在開発元のレコムは修正パッチを検討中とのことだが素人目にも明らかに仕様の部分も多く「治せるのか?」という疑問も多い。
有料βが終え、ユーザーと共に歩む姿勢に敬意の唾を吐きながら心待ちにしたい。
「テーブルゲーム」と言う安息の地にすらクソゲーの侵攻は休まるところを知らない。
360ユーザー待望の麻雀ゲーム「ジャンライン」は、フリーズバグは勿論の事、
見えるはずの牌が伏せ表示、チーの牌選択がままならない、点数計算がおかしい、
そしてどこから牌を切ったかという相手の進行度を測る目安が非表示と、麻雀ゲームの
常識を超えて新たな次元へと飛翔する意欲作である。
オンライン対戦においても、部屋作成者が常に親になる先手必勝ルール、ゲーム中に
誰かが落ちたら対戦強制終了のちゃぶ卓返しルール、連戦不可能な一期一会ルールと、
斬新なルールを数多く採用し、歴戦の麻雀ファンをも大いに唸らせた。
社員が喋ったような出来のボイスデータを販売した上で、数日後に販売中止、返金対応と
DLCにもぬかりはない。発売初日に謝罪文を出す手厚いサポート体制に加え、
「素人が作ったのか?」との声に応えて社員ブログ書き手が麻雀素人をカミングアウトする
サービス精神も好印象。これほどの逸材ソフトが、シンプルもびっくりのお求めにくい
3990円と言うお値打ち価格。不景気を物ともせぬ大胆な価格設定がまたたまらない。
時は2008年12月。師走である。
そんな年末進行が始まる慌ただしさの中、既にノミネートされているにも関わらず
パッチにより同一作品が改めてノミネートされるという奇跡が起こった。
宇宙麻雀再来と揶揄される「ジャンライン」である。
元々致命的なバグが多数搭載されていたが「パッチをあてたら更にバグが酷くなった」
という病院ならば医療事故レベルの問題が多数発生している。
役満多発のチート配牌・ゲーム進行速度低下・フリーズポイント増加等、もはやこの辺は愛嬌と言うものだろう。
…なぜなら私たちは歴史が変わる瞬間に立ち会えたのだ。
ルールを根底から覆す、麻雀業界震撼の新ルール「先ヅモ」システムの搭載である。
ロンしようと思ったら先にツモられていた。何を言ってるのか分からねーと思うが俺にも分からねー。
というか誰にも分からねー。勿論製作陣も分かってないのだろう。
パッチをあてた数時間後、ユーザーのご自宅に鳥避けが一つ増えていることを想像すると涙を禁じ得ない。
そして、驚く事に公式掲示板、ブログが満足したかの様なメッセージを残し閉鎖した・・・。
HDDなどの大容量ストレージを搭載し、オンライン経由で修正を行えるようになった今世代のゲーム機では
ゲームに支障をきたす不具合が生じた場合でも修正可能なため、
「それだけで大賞を狙うのは難しい」、「年内に修正されたら当然選外」などの厳しい意見もあった。
が、この「ジャンライン」はパッチを当てても不具合に不具合を重ねるという愚行を晒し、
オンライン機能が標準搭載された今世代機に於ける、新しいクソゲーの在り方を示してくれたと言えるだろう。
たとえオンライン修正パッチを配布しようとも、クソゲーは確実に存在するのである。