2013年 次点
概要
名称 | ヘビーファイア シャッタードスピア | |
ジャンル | レールシューティング |
対応機種 | Xbox360 / PlayStation3 |
発売元 | ハムスター |
開発元 | Teyon |
発売日 | Xbox360版:1月24日 / PS3版:2月7日 |
価格 | 5,980円 (税込) |
対象年齢 | CERO:C(15歳以上対象) |
参考動画
要点
前作『ヘビーファイア アフガニスタン』の続編としてXbox360・PS3・のマルチで発売された同タイトルの日本語ローカライズ版。アフガン同様、FPSではなくレールシューティングである。
低価格ながら本格的なガンシューティングが楽しめるということで人気の高い「ヘビーファイア」シリーズの4作目で、今作は現代イランが舞台。
グラフィックや演出の向上を謳い文句に宣伝していたが、それ以外の情報がこれまでのシリーズ同様にほぼ皆無
改善点は一応あるものの、様々な意味で期待を裏切らず、一部は改悪ではないかと思わせる仕様も
スレでの呼称は主に「HFS」。前作では唯一の癒しとされた「ふぅあー!」が無くなり、プレイヤーの心を折りにくる難易度になっている。
ストーリー関連
- ステージ数が明らかに水増しされている。
- パッケージでは「20以上のミッション」と書かれているが、実際は12のミッションがそれぞれ二つの難易度で遊べるだけ。
- 要するに、数にして実に2倍の水増しである。
- あれ?これ、去年も同じこと書かなかったっけ?
- ストーリー性が淡白。
- 「米レンジャー部隊がイランで核兵器を確保しようとしたら発射され、国際問題になる前に国内で自爆させる」というかなりきわどいもの
- その割には淡々と物語が進み、敵も全員モブしかいないので、全く盛り上がらない。
- ミッション前のストーリーをダラダラと長文で説明され、1分ぐらい毎回聞かされる(一応スキップ可能)
- かなりの棒読みの上、何のビジュアル的説明もないので全く頭に入ってこない
- ゲーム内で描写すべき事もこの長文でごまかすため、前後のシーンがぶつ切りになることもある
- 爆撃機で上空から支援するステージの後、「運悪く撃墜された」の一文で次の墜落現場からスタートさせられる
- ルート分岐が一切無い。
- ステージは全て決められた道をただ進むだけの一本道。
- 何度かMoveによるQTEが発生するが、これによる分岐が本作では一応存在する。
- ただし失敗したらダメージを受ける場合と、失敗したら即死という理不尽なものに。
- どのみち一本道である事には変わりはない。
- 難易度によるストーリーの変化が一切無い
- アフガンでは一応ベテランモードでは、長年兵役を務めた人物の視点へと変わっていたが、本作では全く変化がない
- よって二週目をプレイする意味が余計薄れる
戦闘関連
- レールシューティングとしてのゲーム性が問題だらけ。
- 前作同様ダメージ後の無敵時間がまったくない。
- よって画面上に敵が複数いれば、そのまま連続でダメージが入る。
- これまで存在していた致命弾発射前の警告マーク(「!」)が廃止
- よって画面上の敵が全員問答無用で弾をヒットさせてくる
- 一番弱いはずの一般兵でさえ連続で弾を命中させてくる有様
- 体力ゲージは一応補強されてはいるものの、下記の仕様によりかなりの割合でダメージを受ける事に
- 前作よりも隠れることができないシーンが激増
- 半分以上の場面で隠れる動作を行っても敵に撃たれる
- 場合によっては隠れたはずなのに敵の目の前に出てしまうという状況に
- 隠れる系のレールシューティングゲームに置いては前代未聞の仕様。
- この仕様の変化により、どの敵から倒していけばよいのかという戦略性が完全に消失
- グレネードを投げることも出来るが、モーションが非常に遅い。
- しかも画面上の敵を一掃できるわけではないので結局焼け石に水。
- 物陰に隠れた状態でも投擲モーションに入る事が出来るので、そこを理解すればそれなりに使える。
(物陰に潜んだ状態でピンを抜いて、立ちあがって投げるイメージ)
- 仕様上基本的に全ての移動は自動的に行われるため、安全地帯の確保が出来ない。
- その為、ほぼ確実にダメージが入る場面に遭遇する。
- というよりも、ダメージが入らない場面の方が珍しい
- リトライしてもダメージは微量回復、残弾数とリロード、アイテム取得状況はチェックポイント通過時のままで、場合によっては詰む。
- ステージに配置されているアイテムは取った後にチェックポイントを通過すると二度と復活しないので、先の場面のものを取得すると回復できなくなることも
- 特にリトライ直後に、こちらが撃てる状態になる前から射撃される場面もあるため、ほとんど無理ゲー状態になってリセットせざるを得ない状況に陥る事も
- 「開発側がよりFPSらしさを求めた結果、動けないFPSと化してしまった」と揶揄される程、あらゆる点でゲームシステムがおかしい。
- 回復アイテムが発見しづらい。
- 上記の仕様により体力をキープするのが重要なポイントになってくるのだが、回復アイテムが妙な発光具合になっており発見しにくくなっている
- 場面によっては、照明なのかアイテムなのかさえ区別がつかないほど
- ダメージを受けたときに画面がかなり揺れる
- 通常のレールシューティングなら問題ないが、無敵時間がないので敵が見えづらくなるというデメリットが発生する
- 加えてヒット時に画面に空く穴の表示が長く致命弾を発射している敵を隠してしまうため、連続でダメージを受ける要因にもなる
- この二つの要因と隠れる動作による視点の激しい移動により、照準が非常に合わせづらい事になる
- カスタマイズの要素が内容に乏しすぎる。
- 幅が非常に狭く、リロード速度、弾薬とグレネードの増加、HPの増強とメイン武器の種類の追加(最大4つ)のみ。
- しかも、武器の切り替えはこのカスタマイズ画面でしか出来ず、別の武器に変えるには全てのステータスを毎回リセットする必要がある。
- 武器使用の自由度が非常に狭い。
- メイン武器とハンドガン(カスタマイズ不可)を交互に使うが、交換はメインが弾切れを起こした時だけ。
- ちなみに、画面上に表示される自分の武器で、敵が隠れてしまう場面もある(オプションで非表示設定可。というか、した方がいい)
- 味方や人質を撃つと、即ゲームオーバー
- ちょくちょく先行したり、突然人質のいる部屋に突撃するのでミスを誘発しやすい
- リトライすると、直前の鬼畜ゾーンからやり直しすることもあるため、テンポが非常に悪くなる
グラフィック・演出関連
- 前作と比較すると演出面での向上は認められるものの、依然として不自然な点が残っている
- 人物の表情の描写がかなりチープであり、変化が全く見られない
- ゴーグルをかけていないものは常時目が見開いた状態で、瞬き一つしない
- 乗り物の動きが不自然
- 敵のハインドが離脱する際、釣り糸に引っ張られているかのような急上昇をみせる
- 撃墜時も、突然高速スピンしだし、そのまま市街地に落下する(PV参照)
- 夜戦で暗視ゴーグルを使用する場面があるが、余計見づらくなるだけ
- 途中で無言で外すあたり、使用している本人も邪魔だと思ったのだろうか
- 音量のバランスがおかしい
- ゲーム中とゲーム開始前のストーリー解説時の音量差が大きいため、毎度調整が必要
システム関連
- オンラインや多人数プレイの必要性が感じられない。
- 反映されるのはランキングのみで、Coopプレイはオフライン限定。
- 最大4人まで同時にプレイできるが、画面分割ではなく一画面共有のため、一人が隠れる動作をすれば全プレイヤーが強制的に隠れる事になる
- リロード、危険回避、さらにはカバー状態を解除するまでにいたり、全プレイヤーの意思疎通が必要となりプレイ人数が増えるほどに制約が増していく
- 上記のダメージ判定により、カバー操作をしていないプレイヤーがカバー解除直後にダメージを受けてしまうような理不尽な場面も発生する
- 逆に隠れた瞬間に、隠れる動作を行っていないプレイヤーにダメージがいくパターンもある
- その結果、マルチプレイを長く続けると非常に気まずい空気になる危険性がある
- キャリブレーション(照準調整)を行うため「設定画面>コントローラー>照準設定」と選ぶ必要があるが、メニュー画面のボタンが非常に小さい。
- 正しい照準でも狙いづらく、行わずに始めた場合頻繁に画面の3分の1にMoveが感知できないとの警告が表示され、プレイの妨げになる。
- 実はMove左脇の「SELECT」ボタンで直接キャリブレーション画面に行けるが、非常に見落としやすい。
- 説明書のボタン配置の所に、「SELECTボタン・・・・照準調整」と書いてあるだけで理解しろと言う方が無茶。
- ちなみにメニュー画面でも「SELECT」での調整は可能だが、これについても一切触れられていない。
- ナビゲーションコントローラー対応なのにメニュー操作・メッセージスキップはそこからはできない。
- いちいちMoveでやらされるのでメニュー操作が非常に煩わしい。
- ついでに、倒れた味方を引っ張るモーションもMoveで行う必要がある。
- 何度も下方向にMoveを強く振ることになり、めんどくさい作業でしかない。
- 通常のコントローラーでPS3を立ち上げてからMoveを接続するとMove側でメニューの操作ができない。しかもプレイヤー2固定。
- MoveかナビゲーションコントローラーでPS3を起動、若しくはPS3のメニューからコントローラーのコントローラーの電源を切る事で対処可能。
その他
- 説明書が極薄。
- 量にして僅か5P。しかもオールモノクロ。
- それ自体はこの手の海外ゲームには割と良くあることではあるが、このゲームの説明書の場合前述の照準設定のような説明不足な点が目立つ。
- ゲーム中に説明されるといった事もないため、非常にわかりづらい。
- というか、ほとんどのページが前作からの使い回しという潔さ
- トロフィーに「チェーンでxx人倒す」といった項目があるが「チェーン」とは何かの説明が無い。ゲーム中でも「チェーンxx人」といった表示は無し。
- 実際にはゲーム中で表示される「コンボ」でトロフィー解除されるようだが、その「コンボ」にしても説明書に記載が無いため成立条件が不明。
- インストールされるゲームデータが1.5G
- これだけの容量でありながら、各ミッション前に20〜25秒のローディングが入る
- パッケージを飾るメインイラストが3DSで猛威を振るった『ヘビーファイア・ザ・チョーズン・フュー』の説明書のイラストを転用
- 海外版のパッケージは、同じくザ・チョーズン・フューのメインイラストを転用する手抜きっぷり
- ゲーム中も、オプションや階級アップ時の画面など、あちらこちらでアフガンからの使い回しが指摘されている
- ローカライズ化に関して、またしても色々と問題あり
- 本作では日本語音声が初収録となっているが、あろうことかニュースのナレーターと同じ読み方(CV:八戸優)
- 全くもって戦場の雰囲気と合わず、人選ミス以外のなにものでもない
- 英語音声も収録はされているものの、本体の言語設定でしか変更できない
- 価格が完全に分不相応。
- 値段にして5980円。しかも元々(北米版)の価格は19.90ドル。 大体3倍のお値段
選評
選評その1
2012年、それは海外からの初の襲撃という記念すべき年となった。
ローカライズ作品としてのありえなさもさることながら、
レールシューティングという確立されたゲームシステムさえも色々と破綻させた「ヘビーファイアアフガニスタン」(アフガン)
さらには携帯版においても、かのデスクリムゾンにも迫る勢いで注目された問題作の「ヘビーファイアザ・チョーズン・フュー」
そして後継者である「ヘビーファイア シャッタードスピア」(HFS)もまた年明け早々からKOTYの門を叩くことになったのである。
前作とは明らかに異なる姿で。
「HFS」のシステムは、移動は全て自動で行われ、決められたポイントで射撃を行うレールシューティングとなっている。
前作「アフガン」同様、物陰に隠れながらの射撃やリロードは健在であり、
グラフィックや演出の向上といった改善がパッケージではうたわれている。
が、そのパッケージのメインイメージが3DS版の説明書のイラストを使い回している時点で、反省しているのかがやや疑われる。
そしてその疑惑を裏切ることなく、見事にシューティングとしての破綻ぶりを今回も発揮している。
しかもより改悪された形で。
これまでのヘビーファイアでは敵が弾丸を命中される直前に赤い「!」が頭上に表示され、
敵を倒す優先度が一目で理解できるようになっていた。
しかし本作ではこれが廃止され、どの敵も容赦なくヒットを繰り返してくる。
しかもダメージ後の無敵時間がない上にルーキーモードでも敵が鬼のような命中率を誇るため、
一人でも画面上に敵が残っていればガンガン体力が削られる。
これが複数ともなると、あっという間に蜂の巣状態になってしまう。
これに加え、隠れる動作を行っても半分以上の場面で隠れきれておらず、敵に捕捉され撃ち続けられる。
隠れたと思ったら敵の目の前に立っていたというとんでもない事もしばしば起きる。
さっそく戦略性の欠片もなくなっている。
ヒット時に画面が揺れるために狙いも定めづらく、連続ダメージが発生した際には画面酔いさえも懸念される。
加えてダメージ後に画面に空く穴がくっきりと長時間表示されるので、余計に敵が見えにくくなっている。
回復アイテムは前作同様に存在しているが、どういうわけが非常にわかりにくい照り具合になっており、
背景にとけ込んでいたり青い照明との区別がつかなかったり、遠くに配置されている場合はうっかり見落としてしまう事も。
弾丸やグレネードのアイテムも健在だが、これらは一度取得したあとにチェックポイントを通過すると二度と復活しないため、
うっかり先の場面のものをとってしまうと肝心のシーンで無くなっている。
リスタートした場合、体力は微量程度に回復はするものの弾数とリロード状況はそのままなので、場合によってはあっさり詰む。
ひどい場合は、リスタート直後のシーンでこちらが攻撃可能になる前に敵に一方的に撃たれるため、
何も出来ずになくなくリセットしなければならないこともある。
また本作ではQTEを失敗するとダメージを受ける仕様となっており、場合によっては問答無用で即死になることがある。
お世辞にもQTEでの感度がいいとは言いえないので、ストレスの原因ともなる。
さらに、これまでは減点扱いだった味方や人質への射撃が、当たった時点で即ゲームオーバーという仕様に変更されている
ちょくちょく味方が先行したり突然人質のいる部屋に突撃するため、あっさりミスを誘発してはやり直しを強要され、
非常にテンポが悪くなる。
こうした仕様のせいで的確な照準の操作が求められるのだが、相変わらずコントローラーのキーコンフィングはなく、
通常コントローラーのエイムスピードも調整できない。
そのため、Move+モーションコントローラー以外の操作方法ではクリアが困難であり、
ベテランモードにいたっては絶望的である。
カスタマイズ画面も相変わらずであり、選択できる武器は4つしかなく、選択しなおす度に全ステータスをリセットする必要がある。
持ち込める武器も1つだけで、弾切れを起こしたときに使うハンドガン、
特定の場面で自動的に切り替わるスナイパーライフル以外では、自由に武器を切り替える事も出来ない。
マルチプレイも前作同様に画面共有であるため、一人が隠れると全員が強制的に隠れる仕様のまま。
そのため綿密な連携が必要となってくるのだが、上記の仕様により隠れても意味がない状況が度々発生する。
お互いのリロードやカバーのタイミングも派手にずれる上に、
自分が隠れる動作を行っていないにも関わらずダメージを受けてしまう理不尽な事態も発生する。
プレイする人数が増えれば増えるほど、場の空気がまずくなっていく有様である。
前作よりも向上されたといわれる演出でさえもツッコミ所がたえない。ストーリーは非常に薄く、
「米レンジャー部隊がイランで核兵器を確保しようとしたら発射され、国際問題にならないようイラン国内で爆発させる」
というとんでも内容であるにもかかわらず、全体的なチープさが否めない。
敵も全員モブ扱いなので、最終ステージでもあまり盛り上がらない。
加えて毎ミッション前のステージ説明がダラダラと長文を読むだけなので、全く物語が頭に入ってこない。
しかも、直前のステージで操作をしていた爆撃機を「運がなかった」の一文で墜落させる始末である。
さらにはこの説明部分とゲーム時の音量の差が激しく、バランス調整をいちいちしなければならない。
画面の明るさ調整も、相変わらずテレビ本体で行う必要がある。
敵のテクスチャー、オプション画面、階級アップ画面等いたるところから「アフガン」からの使い回しもある。
メインイラストの件といい、極力努力を惜しむ姿勢が見て取れる。
また、車両の演出にも不自然な点が散見している。重力を無視して唐突に転げ落ちていくジープ、
ロケットを撃ち込まれる度にロープで引っ張られているかのような急上昇をするヘリコプター。
撃墜時には突然高速回転を起こして市内に落ちていくというシュールな演出が見れる。
また人物の描写も非常にお粗末であり、ゴーグルをかけていない兵士の目は瞬き一つしないままである。
途中で気絶した兵士を引っ張るQTEでは、常時目が見開いた無表情のおっさんを引きずる事になる。
夜間ステージで暗視ゴーグルをかける場面では、使用したとたんに視界が悪くなり、
それに気付いたのか直後に無言で外す。
他にも細かい演出でのツッコミは多々あり、本当に向上されているのかやや疑わしい所である。
そして今回もローカライズ作品としてやってはいけないことをいくつもやらかしている。
今回は日本語音声が収録されているがニュース番組のナレーションそのものなので、
戦場の雰囲気と全く合っていない。
英語音声も収録はされているものの、オプションでは変更できず、本体の言語設定をいじる必要がある。
そのため、英語音声日本語字幕、日本語音声英語字幕といったことができないという、
まさかの前年度のデューク様仕様である。
説明書は相変わらずの5Pのモノクロで、ほとんどが前作「アフガン」の使い回しという潔さ。
値段も当然の如く跳ね上がっており、北米版(約20ドル)とでは二倍以上の差が出ている。
評価点としてはヘリや戦車、チヌーク(爆撃機)等の乗り物に搭乗してのステージが増えており、
バリエーションも拡張されている。が、他の同様のジャンルのものと比べると明らかにボリューム不足な上に、
ヘリや戦車の動きなどの挙動自体が不自然なものもある。
また、どの乗り物もあまりにも一方的に攻撃できてしまうため、緊張感がほとんどない。
かと思えば、戦車同士では互いに一撃で沈むオワタ方式になっているあたり、
バランス調整がされているのかがやや疑問である。
昨年、海外からの初の刺客として多いにスレッドを盛り上げた「アフガン」。
その後継者である「HFS」は、続編の名に恥じないダメっぷりを存分に発揮した。
よりFPSらしさを求めたためか、警告マークを廃止し敵の命中率を向上させた結果、
本作は「動けないFPS」としてより深化(深刻化)したと言えるだろう。
唯一の癒しとも言われた「ふぅあー!」すら廃止するあたり、
戦争ゲームに優しさは無用と言わんばかりの、ハートマン軍曹並の厳しさすらも感じさせる。
そんな「HFS」のサブタイトルを引用して当選評をしめたい:
「シャッタードしたいのは、このゲームの方だ」