概要
名称 | ファンタシースターユニバース | |
ジャンル | ロールプレイングゲーム |
対応機種 | プレイステーション2、Windows、Xbox360 |
発売元 | セガ |
開発元 | セガ(ソニックチーム) |
発売日 | PS2/Win:2006年8月31日 |
価格 | 7,140円(税込) |
対象年齢 | CERO:B(12歳以上対象) |
- キャッチコピー:すべてのRPGを過去にする
- 続編(イルミナス)のキャッチコピー:RPG、新生。
- 主にPS2版が話題に上る
要点
- 2006年9月2日 正式サービス開始より約3日でロールバック宣言。
9月3日にサーバー停止。9月4日に前代未聞の有料βが開始。
- 2006年9月6日 サーバー稼動再開が夕方と告知していたが実際には21:30頃再開された。
- 定期メンテナンス延長告知が終了5分前。
- 度重なる緊急メンテナンス。
- その後も発売初日からまともに遊べない状況が数ヶ月続くと言う異常事態。開発元はサーバーの許容量パンクと主張していたが、サーバー増設した後の空いてるほうでも接続が上手くいかないケースが多く、混雑しているサーバーの方でもログインできれば極めて快適にプレーできたことから、プログラムレベル・ログイン機構等の不備のほうが重大であったのではないかとする意見は多い。
- 2ちゃんねるではログイン時に出るエラー「No.051」に由来した「イチローブロック」や何故かキャラクターに使用ロックがかかる「ロックマン」、開発スタッフの一人が自身のブログで空気を読まずにバランスボールを買ってきた事を報告した「バインバイン」等、様々な迷言が生み出された。
- ステージ・武器のほとんどが色変更の使いまわし。
後に発売される『イルミナスの野望』についても無印版の使い回しが多い。
- 敵の攻撃パターンが複雑で回避がしづらく、ARPGに関わらずダメージ前提のゲーム性。
- 無印版は必殺技を使うのにほぼペナルティが無く、一つのボタンを連打することに終始する貧弱なバトルシーン。
- 武器をクイックチェンジしながら戦うゲームにもかかわらず、PS2版は武器を変更するごとに異様に長いロードが…。
- ロードの遅さはそれに留まらず、マップ移動・キャラクタの描写等も若干遅め。
- 銃や魔法タイプの武器が不遇。
銃はエネルギーが切れると撃てなくなり、魔法も同じく。
しかも敵が固く、燃費の悪さも手伝って「銃オンリー」「魔法オンリー」の戦い方が難しい。ゲームバランスの調整を放棄している。
- ネットワークモードのミッション・武器・防具などすべての面において出し惜しみ。初期のレベル制限も低く、そのくせレベルの上昇率がものすごく悪かった。
- アイテムを手に入れる方法は基本的に合成システムのみ。素材を手に入れる確立や成功率の低さと、アイテムの種類によっては合成開始から完成までリアル24時間かかるという極限の廃人仕様もバッシングの対象に。
- イベントではレア武器大放出のため、通常ミッションで出るレア武器がゴミと化す。そのため、イベントの時以外は人が極端に少ない
- 2008年に配信されたイベントの内、二つのイベントが前回配信されたものの調整版。
- 現在無印版発売から約2年半経過しているが、無印に収録されているテクニック『レンティス』の実装が未だにない。
- 『追加アップデート』が09年4月に行われたが、無印→イルミナスほどの変更はなく、Lvが一定値で固定されるミッション・PSP版の武器などが追加されるのみ。
- 発売当初は同時接続数が約2万人に対し、現在(2009/05/25)は約2000人にまで落ち込んでいる。
- 月額1260円と、当時のネットゲームと比較しても利用価格が微妙に高いのも特徴的。
総評からこの部分を抜粋
そんな中で見事大賞を受賞したのは「ファンタシースター ユニバース」
PSOのノウハウ、実績を引き下げた新たなオンラインRPGに誰もが期待していたが、
いきなりのサーバーダウンや発売後に有料ベータテスト化、初期はログインするのが既にゲーム、等
これまた開発の粗末な対応にファンは振り回される。
オフ部分についても、「オフだけでも大作RPGです。」
「オフはオンのチュートリアル。」と開発にも迷いがあったようだ。
ゲーム部分もPSOから大幅に退化しており、PS2版は泥人形と揶揄されるキャラクタ、ただ連打するだけの戦闘、
不可解な味方AIの行動、何をするのにも微妙にストレスの溜まる造りに呆れかえるファンの姿があり、
見ているだけでいたたまれない気持ちになる。
時間を掛けて開発したが時の流れは残酷である、という事を購入者に知らしめた功績は大きい。
このゲームは上記クソゲーと比べて突き抜けたクソという訳では無いがこのソフトを取り巻く環境や状況が
昨今のクソゲー市場を端的に表している、と言う意味で今年のクソゲーを代表すると言えるだろう。
最後にシリーズを悉く潰していき、次世代機でもクソゲーを乱発するバンナム、
ゲームを着飾る事に溺れているスクエニ、
過去を振り返る事の出来ないソニックチームに以下の言葉を贈ることによって
2006年クソゲーオブザイヤーを締めくくりたい。
全 て の ク ソ ゲ ー を 過 去 に す る。
選評
あれやこれや