概要

名称メジャーWii 投げろ!ジャイロボール!!http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B00108WUCM/ [外部リンク]
ジャンルドラマティックアクションベースボール
対応機種Wii
発売・企画元タカラトミー
開発元六面堂
発売日2008年2月7日
価格7,140円(税込)
対象年齢CERO:A(全年齢対象)

決定稿(総評より抜粋)

そんな中、2008年の開幕投手を務めたのが『メジャーWii 投げろ!ジャイロボール!!』だ。
投げた瞬間に分かるストライク判定、投打に必ず挿入されるキャンセル不能のデモ、
おまけと言わんばかりの極限にまで圧縮されたストーリー。
一試合に二時間以上かかるというリアリティはもはやネタとしても楽しめる範疇に無く、
むしろゲーム自体を「投げろ!」と言う心の声との戦いを強いられる。
”ひょっとすると今年も何かが来るかも知れぬ”……そんな予感をはらむ幕開けとなった。

選評

今年の開幕投手を務めたのは「メジャーWii 投げろ!ジャイロボール!!」
Wiiバブルに何とか便乗しようと育成された、タカラトミーの隠し球である。
試合中、同じ状況になる度、何度も何度も現れる操作説明画面。
打球の飛んだ方向と無関係に流される「意外性抜群の」打球デモ。
さらには1球1球の投球にもデモを流し、見事に一試合2時間以上という野球のプレイ時間を再現してみせた。
投げられた瞬間ストライクかボールか判ってしまう、男らしいバッティングシステムや、
ストーリーを圧縮しすぎて原作ファン以外お断りのADVパートもなかなか味わい深い。
なお、昨年度日本から来たピッチャー「Dice.K」の謎の変化球として、
アメリカのベースボールファンの話題となった「ジャイロボール」であるが、
まさに本作はジャイロボールの名に恥じぬ「投げつけられた剛速球のクソ」との思いが深まるばかりである。

要点

まず、リモコンを使う必要性が全くない

普通に投球はゲージなんか使わずリモコン振る速さとかで球速を決めれば良かった

打撃に関しても投げられたボールに対して振るで良かった

バッティングは手首を軽く横に曲げる程度でリモコンが反応 野球してる感ゼロ

ガクガクのポリゴンに正気とは思えない効果音・エフェクトのセンス

守備のミニゲームは一度ミスしてもリカバリーできてしまう為、内野ゴロの処理に1分間もたもたしてもアウトになるという不思議な感覚が味わえる

球場が横浜スタジアムしか使えない

「投げろ!ジャイロボール」というタイトルなのにジャイロボールに使用制限あり

ストーリーモードは紙芝居を眺めてミニゲームのような野球をするだけのダメモード

キャラゲーにしてはボイスも少ないし、明らかにフォームも使い回し

原作ファンにはがっかりの作品

そして7140円という驚きのフルプライス

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