アタリショック
【あたりしょっく】
- ファミコンが生まれるより前、海の向こうのアメリカで起こったクソゲーが原因で起こったといわれる市場崩壊。
- 簡単な概要
元々、1970年代当時のアーケードゲームはアメリカ全土で好評を博し、特に「スペースインベーダー」は大ヒットしていた。
後期に発売されたアメリカ・アタリ社のテレビにつなげるタイプのゲームが、80年代に入り
スペースインベーダーなどの超人気アーケードソフトの移植で爆発的ヒット。
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大手小手のサードパーティが「こりゃ儲かる!」と我先に参入。子供のおもちゃ程度の認識しかなかったので、
適当な作りの手抜きクソゲーが乱発。市場は大規模な地雷原と化す。
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インターネットはおろかゲーム情報誌すら満足に無い時代。消費者は内容を事前に知ることが困難であり、
小売店は爆死率の極めて高いロシアン・ルーレットに。
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あまりにクソゲーばかりでユーザーの警戒レベルは軒並レッドゾーン。好んでクソだらけの肥だめに手を突っ込む奴などおらず、
コンシューマーゲームはアタリ社純正のソフトでさえ見限られてしまい、売り上げ激減。
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大量の不良在庫が発生。投資を回収できない弱小メーカーはバタバタ倒産。
大手サ竏茶hパーティも瀕死の重傷、アタリ社は親会社ワーナーをも巻き込んで株価大暴落の惨事に。
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結果、アメリカテレビゲーム市場は、日本からファミコン(アメリカではNES)が入ってくるまで死の氷河期と不信猜疑の暗黒時代を迎える羽目に。
- ただし、アタリショック自体非常に曖昧であり、クソゲー乱発が本当に市場崩壊につながったのかはいまだ証明されていない。
- 次にブームになった小型LSIゲームにシェアを奪われたとも、現在のゲーム隆盛を見るに一時的な市場の停滞が重なっただけでは?という意見もある。
- だが、クソゲーが消費者を激怒させ、その購買意欲を根こそぎ奪い去った事は紛れも無い事実。
- 果たして歴史は繰り返すのか?人は過去の失敗から学び取ることをしないのだろうか?
- 人類は、何も学ばない。(フロントミッション3より)
あのゲームが失敗した理由
【あのげーむがしっぱいしたりゆう】
- ファミ通2009年某号で突発的に組まれた特集。
- 内容はクロスレビューで低い点数を付けられた作品の開発者にインタビューを行い、反省点や改善点について語ると言う物。どう見たって取材と言う名の市中引き回し、特集という名の打首獄門。
- ちなみに晒し者にされたゲームは「黄金の絆」「戦国絵札遊戯 不如帰竏辿OTOTOGISU竏苧吹v「ウィンディ×ウィンダム」「戦国天下統一」の4本。
- 絆は社長自身がネットでクソゲーと認めているものの他は・・・・
- 天下統一は「ユーザーの意見を取り入れた」と的外れな弁解をしていたり、ハードの性能の低さのせいにしたりと、反省のかけらも見えない。
- KOTYへのノミネート作が3/4。さすが「低評価(だけ)は信頼できる」とも言われるファミ通といったところ。
ちなみに残り1つは作りこみ不足で旧作ファン無視の類。
- クソゲーハンター的には、大抵レビューをしたら昔のゲームを振り返ることも少ないファミ通がこうした公開処刑的な特集を組むことで、製作者側の責任逃れの言い訳を堪能できる…と期待が高まっている。
アンチ
【あんち】
一般には「反発」という意味の英語。
- 特定のハード、ゲームシリーズに対し露骨な嫌悪を主張し、また他者を攻撃する人。自分の持っている方が優れていると妄信している信者に対して狂信者となぞらえられる。
- とにかく罵倒、煽り、あら探しにしか脳が向いてない。例えどんな良作だろうと言いがかりをつけ評価を落とそうとする。
しかもその罵倒意見の大半は企業側がどうこうするレベルのもののため、企業側が(偶然)対応するまで彼らは動き続ける。
大抵は信者が人気を独占したい、もしくは自分の持っている物の方が優れていると思いたいがための行為。そのため信者≒アンチとも言える。
- ちょくちょくスレに出張してきては煽りの材料にしたいがために良作などをノミネートしたがる。主張に筋が通っているならまだしも大抵その場の感情論なので、スルーの方向で。
- 根も葉もない誹謗中傷は当然却下されるが、多様な意見が交わされるのは好ましいことでもある。
安牌
【あんぱい】
麻雀用語で、いわば相手の益にならない牌を捨てること。
- KotY界隈では、クソゲーが出にくいとされる安定感のあるジャンルのことを指す。
- はっきりした定義はないが、ストーリーやシステム、アクション要素などのプログラムに関わる部分が比較的単純で長々とプレイ時間を取らないジャンルが当てはまる。
- しかし07年以降ADV(アパシー、四八、フリューの3本)、テーブルゲーム(ジャンライン、梅沢囲碁)、野球(メジャー3部作、甲子園)、ボードゲーム(人生ゲームWiiware)、ギャルゲー移植(戦極姫)等この中に数えられていたジャンルから
「『安牌』を掴んだはずが、まさかの核地雷であった」(08総評より抜粋)''
「野球、囲碁など余程の事がない限りノミネートすらない、と楽観されていたジャンルにももはや安住の地は無い。」''(携帯機08総評より抜粋)
と、クソゲーが大量に排出されてしまった今、そのようなジャンルがあるのかすら怪しくなっている感は否めない。
- 2009年も据置で人生ゲーム(Wiiware版)、携帯ゲーで中身の薄いADVが大量に出てしまった。
- ただテーブルゲーム以外のジャンルは過去にもクソゲーが出ていたので、あくまでも最近クソゲーが出ていないジャンルとおさえたほうがいい。
移植
【いしょく】
- 機種の異なるハードでゲームを売ること。そうすることで別ハードのシェアを獲得でき、移植費用も安いため、大手タイトルではよく行われる。
- アーケードや過去の名作ゲームを現行の機種で遊べるようにしたり、据置機のゲームを携帯機でも遊べるようにして販売する場合が多い。
- 移植に際してバグを修正したり、付加要素を加えて販売する事例が多くなっている。
- その逆に原作レイプとしか言いようのないクソ移植やバグを増やしたダメ移植だった場合はスレで注目される。
そういった作品が世に出るとメーカーとユーザーの信頼関係が崩れ、
それを取り戻すのに多大な時間や労力を必要とする。
ひどい場合はシリーズそのものが終焉し、メーカーは縮小及び解散、
ユーザーも懐古厨?のみが残るという負のスパイラルまで起こる。
- 例
- 重装騎兵ヴァルケン(SFC→PS2/2004年)
- オレたちゲーセン族シリーズ(ARC→PS2/2007年)
- 海腹川背portable(SFC→PSP/2008年)
- STRIKERS 1945 PLUS Portable(ARC/PS→PSP/2009年)
- 売れていたブランドの後継作であるため、メーカーや制作側の態度が大賞作品並に痛いことも多い。
- 時にはメーカーでも元製作側でもない、単なる下請けソフトメーカーがはしゃぐ例もある。
- 選外になったが「遊☆戯☆王デュエルモンスターズGX TAG FORCE EVOLUTION(PS2/2007年)」という携帯機から据え置きへの劣化移植という斬新なパターンもあったりする。
- 元の作品を知らないとなんとか遊べてしまうことも多いため、次点入り止まりになりやすい。
- だが、原作レイプではなくGBAトップクラスのクソゲーをバグごと忠実移植するという事をやってのけた「めざせ!甲子園」が2008年携帯クソゲーオブザイヤーを受賞した。
移植作とはいえ数年前のクソゲーが現代にも通用することを存分に証明してくれた稀な例だろう。
そもそも元のゲームが悪評高いのに移植すること自体が常軌を逸しているのだが。
- アーケードゲームの家庭用移植というのもある。が、そもそもアーケードのロケーションでウケの悪いゲームは移植されないため、安牌ジャンルとされている……が。
- 昔はハード能力の低さで忠実に移植出来ない事が多かった(同時に多ハードで発売された場合に顕著)が、最近は開発能力のなさのせいで忠実に移植出来ていないと思われる事例が多々。
- また、アーケードゲームは「バグ」が重要な位置づけがある事が多々あり、こういったバグは基盤によって再現性が無いものもある為、それが移植しにくさに拍車を掛けていると思われる。
- 例
- THE KING OF FIGHTERS 2002(PS2/2004年)
- 一部のキャラではゲームにならない脅威のボタン入れ替わりバグ。他にも追加キャラにダメージが設定されていない等。いくら会社が混乱している時期に作られたとはいえ酷すぎる。
- アーケード版は評判の悪いSNKプレイモアのタイトルの中では異彩を放ち、良バランスを保っていたのだが。
- この後、さらにプレイモアは悪評を重ねることになる。KOFEXと並び、その皮切りみたいなもの。
- その後しばらくはそれほど酷くなかったのだが、この時期の悪行が未だに当時からのユーザーの頭から離れず、新作を出すたびに何かと叩かれる事に。が、KOF12で再び悪行が蘇りまた不信感が募られる羽目になった。
- ギルティギア イグゼクス アクセントコア(PS2/2007年)
- Wii版で修正が入り、PS2でも後にアペンドディスクと言う名目で修正版が発売される。ユーザーの信頼を取り戻したので比較的マシなほうである。
- すっごい!アルカナハート2(PS2/2009年)
- 「アルカナハート」の時点で「PS2の限界」と言っていたのに、何故PS2で出したのか謎。制作費や開発環境への妥協もあったかもしれない…が、そんなことは言い訳にはならない。
- 怒首領蜂 大往生 ブラックレーベル EXTRA(Xbox360/2009年)
- クソゲーとか劣化とか言う以前に、盗用したPS2版のソースで作られた商品未満。
- 巻き添えで8本ぐらいの他のゲームまで発売延期に(一時は発売日未定に)。却って良いのかもしれないが。
- 何故PS2版の実績があるアリカに移植させなかったのか、と言う批判が当初からあり、そして結果的にアリカがパッチの手伝いをするハメになった。
- 元の作品を知らないとそれなりに遊べる場合が多いため、原作ファンが激怒レベルであってもKOTYノミネートを免れることが多い。
一見さん
【いちげんさん】
- 動画サイト、ニュースサイトを見て面白そうだなとスレにいらっしゃったり、ゲハやアンチスレから殴りこみに来られる方々。
- スレの前後も流れも空気も選評も見ずに自身の心情を一方的に吐露するため、殊更嫌われる。
- 一々「○○から来ました」とか必要ありません。しれっとした顔で居座る方が受け入れられやすいです。
- 空気読まないとフルボッコにされるので注意しましょう。
- というかテンプレぐらいは読んで発言しましょう。
- ただし、当スレは排他的というわけではなく、ニコ厨だろうが懐古厨だろうが、極端な話どこ出身だとしても
クソゲー特攻するなり、選評書くなり、検証動画をあげるなり、ユニークな絵やAAを提供していただける方、
最低でもスレのルールに従い空気を読んだ発言のできる方は歓迎いたします。
売り上げ
【うりあげ】
- 四八ショック以前はある程度注目されていた要素。というのも、当時は少なすぎると選評が集まらないし、
多すぎると「注目作にはアンチも集まりやすいからな」と言われて相手にされなくなる、といった風習があった為だ。
- 大体、初週3縲鰀5万程度のソフトだと(このスレ的に)良い具合に盛り上がっていた。
- オプーナさんは初週3200本。
- 四八ショック以降もあまりに売り上げが少ないと、スレ的にクソゲーであったとしても購入者が現れず、選評がこないまま消え去ってしまうソフトがいくつかあった。
- 逆に、戦国天下統一のように、売り上げが芳しくなくとも選評が届けられ、ノミネートされる事例もある。
延期
【えんき】
- 開発進行の遅れや、重大なバグのリテークのため発売期日を先に延ばす事。
有名な延期としてはゼルダの伝説時のオカリナが宮本茂の「ちゃぶ台返し」により幾度も発売期日を延ばされたことか。
- 発売日を心待ちにしていたプレイヤーは憤懣(ふんまん)やるかたないだろうが、未完成品をそのまま発売するより
赤字決済を覚悟してまでもクオリティアップを心がけた、誠意ある対応といえる。
- というよりも「納品至上主義」により期日厳守を守らされたソフトハウスが多いので、延期とはどちらかというとできなかったデバッグに費やされることの方が多い。
- たまに延期を繰り返したにもかかわらずクソゲーという報われないゲームもある。
- 延期したからといって不具合が直せる保証はどこにもなく、延期するぐらいならそのまま出したほうがその作品による企業利益としては良い結果になることが多い。よって不具合を抱えたまま(バレたら「仕様」で押し切る覚悟で)世に出るものも多い。
- 延期にはデスマーチ?がつきものである。