2017年 次点
概要
名称 Operation7 Revolution ジャンル シューティング 対応機種 PS4 発売元 PARK ESM 発売日 2017年06月22日 価格 基本無料(DL専用) 対象年齢 CERO:C(15歳以上対象) 参考 DLC有り
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選評
選評1
operation7 revolution選評 ゲーム概要 発売日 2017年6月22日 日本でのサービス開始 機種 PS4 ジャンル F2P(基本無料)型FPS ゲーム内容について 対戦のみのFPSゲーム モード内容は全員敵のデスマッチ・2チームに分かれてのチームデスマッチ 爆弾を設置・爆破する側、守る側に分かれるデモリション リスポーン無しのチームデスマッチのチームサバイバル リーダーを倒すまで続くヘッドハンティングの5種類 まともと言える部分はここまでである。 次からこのゲームの問題点に触れていく。 <基本操作編> ・時代遅れの8方向ダッシュ CS機でのリリースに際し、歩行自体はアナログスティックに対応し自由に移動が出来る。 L3を押すと全方向にダッシュ移動が可能となる。 しかし、これがなぜか前後左右の4方向と各斜め45度の4方向の8方向へと固定される。 全方向に等速でダッシュが出来るのも今の時代考えものではあるが、 8方向にしかダッシュ出来ないというのは何を考えているのだろうか。 ・粗悪武器の支給 本ゲームの武器のパラメータには「精度」と「制動性」が設定されており、 前者はスコープ等を覗いて撃つ場合の命中精度、後者は移動しながら撃つ場合の精度低下を抑える効果がある。 初期武装として米軍が使っている事で有名なM4が支給されているが、 「精度」58「制動性」73と設定されている。 これはハッキリ言って乱造品のAK並の酷いジャンクを掴まされていると言っても過言ではない。 この精度58という数字がどのような状態かを例示すると 約20mの的の中心を狙って、しゃがんだ状態(立っていてもそんなに変わらない?)で サイト(4倍スコープ:精度には影響無し)を覗き、指切り(1発ずつ)射撃する。 こうすることでその武器の初弾の命中精度がハッキリと確認できる。 的の枠内(U字型の盾状の枠)に当たる弾は1マガジン30発撃った中で多くて7~8発、中心に当たる弾は1発も無かった。 武器のカスタマイズにて精度を上げる事も可能だが75でも3分の1は外れ、80を超えてやっとほぼ当たる程度である。 尚、それでも中心に当たる弾は1発も無かったとだけ付け加えておく。 この精度と制動性はカスタマイズ上ではほぼ反する数値(片方を上げると片方は低下する)為、 「当たらない武器の制動性を上げる位なら精度を上げろ」という事態となる。 しかしこれがまた別の問題点を発生させる。 ・棒立ちが正義 ココ最近の一般的なFPSは「動きながら撃つ」が基本である。 壁から姿を一瞬だして撃ち、すぐ隠れたり 相手の射撃を少しでも避ける為に移動しながら撃ち返す。 しかしただでさえ狙ったところに弾が飛ばない本ゲームでは、制動力の設定もあり 上記の方法ではまともに当たらない。 20m~の射撃で当てる為には静止した状態でADS(精密射撃)にして撃つ必要がある。 本ゲームにはリーン(体を傾ける)機能があり、一応壁の端より体を傾け撃つ事ができるが コントローラーのモーションセンサーのみ対応の為、 ・常に正しい姿勢でコントローラーを持ち挑む ・くねくねするのを諦める ・リーン機能をオフにする いずれかの方法を取らざるを得ない。 ・近接格闘がまともに当たらないよ問題 FPSプレイヤーには、敢えて格闘で戦うナイファーと呼ばれる人達も少なくない。 ただ、本ゲームは格闘判定がおかしくまともに格闘が当たらない。 攻撃方法には2種類あり、R3を押すことによってでる突き刺し攻撃と R2による横なぎの攻撃があるが、前者のモーションは異常に遅く しかもモーション終わりにほんの僅かな当たり判定の発生、そして当たる距離の短さと 全く使い物にならない。 後者の横なぎもモーション自体は比較的速いものの、当たり判定は前者と同様で かつ前者より判定距離が短い様でより肉薄しなければまともに当たらない。 棒立ちの相手にこの状態であるから、動きまわると尚更当たらず「シュッ シュッ」と ナイフが虚しく空を切る音が響き渡る。 検証時に傍から観ていて体にナイフの切っ先が当たっているように見えたが 全くキル出来ていない疑惑の判定が何度も見られた事を追記しておく。 ナイフのみの部屋が設定で作れるが、以上の仕様によりなかなか当たらないナイフに 間合いをとって牽制しあっているというよりも 団子になって揉み合ってる状態が散見されたのも納得の仕様である。 <対戦モード編> ・リスポーンについて 有名作のCALL OF DUTY(通称COD)シリーズでは度々デスマッチモード、チームデスマッチにて 倒されてから復活した敵が、対戦相手の目の前やすぐ背後に沸いてしまうというリスポーン問題で修正が入る。 本ゲームではそんなリスポーン時にすぐ殺されてしまうリスキル問題に、ある意味画期的な解決法を実装した。 「リスポーン時に数秒間無敵になる」 これは発砲しても解除されることはない。 デスマッチでのリスポーンはその問題が発生している修正前のCODより背後や目の前でのリスポーンの頻度が酷く ・倒した相手が背後から沸いて速攻殺された ・目の前に湧いてきた無敵兵士から逃げようとしたが無事背中を撃ちぬかれる ・リスポーンしたもの同士が向き合って無敵時間が切れる瞬間を狙い牽制しあう と言った事態が頻発する。 チームデスマッチではリスポーン位置が固定の為、リスキル自体は起こりにくく前線が構築されやすい。 が、特殊キャラクターのスキルに復活ビーコンの設置があり、当然そこから無敵で復活してくる。 当然前線が蹂躙されてしまうため、デスを重ねてでも早急に潰さなければならない。 また、ヘッドハンティングではリス位置固定+リーダー撃破が目的の為 倒しても次々と沸いてくる無敵兵士をかいくぐり、リーダーを倒さなければならない。 <システム編> ・ショットガン強すぎ問題 一番部屋の立っている人気のデスマッチ・チームデスマッチ(というか他のモードがほとんど部屋が立っていない) では、前述の精度やリスポーン問題で常に5m前後位での至近戦闘(主にデスマッチ)か 逆により高精度(90超え)のスナイパーライフルでの撃ち合い(主にチームデスマッチ) の両極端化が激しい。 そんな中でショットガンが近~中距離を制するバランスブレイカーとして君臨する。 武器パラメーターには威力、精度、制動力、キャリー(ダッシュ時のスタミナ低下率?)、連射速度、射程の設定があるが 本武器の射程は12(M4の設定は74)となっている。 が、散弾という性質上移動しながらでも当たり易く、その上20m辺りまでなら1撃で倒せる事も検証済みである。 ・F2Pという名のF2S(Free to start)かつFPSでやってはいけないP2W(Pay to Win)の姿勢 このゲームは装備はメイン・サブ・近接武器・アイテムやパーク(スキル的なもの)・投擲武器があるが、 登録後2週間経つとメイン武器だけを持った丸裸の兵士となる。 メイン武器は1つを除きゲーム内キャッシュでの永久アンロックだが、他は全て使用期間が設定されている。 問題はゲーム内キャッシュをまともに稼げないこと、そして課金による兵士強化がメインだという点である。 まず、ゲーム内キャッシュ(以下gold 単位はG)についてだが当然ゲームをすることで稼ぐことができる。 が、マッチ報酬は雀の涙程で装備を維持するためには1日当たり20マッチ程はしなければならない。 1マッチ当たり稼げる報酬はキル数に比例して上がるが、メイン武器を使用すると耐久度が減少し これを修理するためにマッチ報酬の半分は徴収されていく。 修理しなければゲーム中弾詰りが発生し、解消アクションが終了するまで発砲出来ないといった仕様があるためである。 これを加味しての1マッチ当たりに稼げる報酬はデスマッチの20キルマッチでトップをとったとして150~200G位。 このゲームには自動回復は無く回復薬を使用するか敵を倒した時にたまに落とす回復薬を拾うかしか回復手段が無い。 そのための回復アイテムは課金またはgoldで手に入るがその料金が1日1500Gである。 もちろん7日~最大60日まで選択出来、期間が伸びる毎に割引が発生するが通常では当然手の出せる金額ではない。 一方課金キャッシュ(以下op-c 単位はop)については、主な用途は以下の通りである。 1.パーク強化 装備スロットには通常3つまでアイテム・パークを設定できる。 前述の回復薬もここで所持設定できるのだが、op-cで所持できるパークが酷すぎる。 例)被ダメ軽減 移動速度+20% 落下ダメ無効化(特定マップでしか意味は無いが) メイン武器・サブ武器のダメや精度アップ 30日を目安とすると各9000op~12000op程(900円~1200円) 以上はgoldで購入は出来ない。 また、装備スロットは「通常」3つまでと述べたが、これは10000op(約1000円)を払う事で 最大10個まで拡張できる。 つまりスロット拡張で初期投資に約7000円、月額で単純計算で9000円程費やす事で装備をフルの状態で 維持出来るということになる。 2.ガチャ 通常サブ武器には拳銃しか所持することは出来ないが、op-c又はgoldでガチャを引く事ができ この中にスナイパーライフルやショットガンなどメイン武器で通常持つ武器が含まれている。 (但し、当たりの該当武器にも1日~365日までの解禁期間の種類がある) このゲームには装備のプリセットをゲーム中に変える事は出来ないので、臨機応変に近遠戦闘を切り替えたい場合は 必須となってくる。 3.ゲーム内キャッシュ変換 1つ目で述べたようにgoldを稼ぐのは厳しく、 通常メイン武器を新しく購入(30000~40000G)等やガチャ(3000G)を目的の武器が出るまで引くには難しい。 その為装備を維持するためにも課金キャッシュからの変換が推奨される。 こちらは2400opあたり10000Gに変換できるが、そこまでして課金したいかと言われると甚だ疑問である。 以上の通り、opの重要性や対戦時の優位性は説明したが一応課金で無くても貯める事は出来る。 但し一ヶ月フルにログイン(3000op)、且つデイリーチャレンジを毎日達成(90op/日)して得られるのは6000程度。 装備の維持を到底カバー出来るものではないし、このゲーム自体をそこまで続けるモチベーションが維持できない。しかし ・スキル持ちキャラクター 本ゲームは自キャラにスキン等というものは存在しないが、特殊技能を持ったキャラクターのシステムが存在する。 初期は空きカバンを投げるという意味がわからないスキルだが、他に 「敵の位置を味方に知らせる」「自分のリスポーン位置を固定するビーコンを設置する」 「敵のミニマップを撹乱するEMPグレを投げる」1月新キャラクター「サブ又は片手武器を持つ時盾を構える」 と言ったキャラが存在する。 但し、解禁はゲーム内キャッシュで当然期限付きでしかも陣営毎(UNM/B.DOGG)での解禁である。 1P/2Pカラーは別売りの様なこのシステム、全く意味がわからない。 ・上位武器をPSNで有料販売しちゃってるよ問題 多くのゲームでは、武器のアンロックに対し課金でショートカット出来るといった アンロックまでの「時短」の為の課金が用意されていることは多く見られる。 また、特別装飾がなされた物(一般的にいうスキン)を販売する、というパターンも少なくはない。 しかし、本ゲームでは「スキンの付いた上位武器」がPSNで販売されている。 価格は1300円前後で通常のgold解禁の武器に対して精度又は制動性が5~10程増加している。 ただでさえ弾がまともに飛んでいかない、すこしでもまともに飛ぶようにすると制動性が犠牲になる、 この様な状況でその数値が高くなっていてデメリットの無い武器を販売するのは 競技性を捨て、金だけ集めようという姿勢の表れなのだろうか。 <最後に> ソニーの公式ページでは「事実主義を標榜したリアリティーFPSゲーム」と紹介されている。 つまり紛争は財を無駄に消費するだけ、結局財の大きい者だけが継続できるのだから 無駄な争いはやめようという開発の世界平和への願いが込められているに違い無い。いや無いか。 <余談> (本論より移動) ・リーン問題 通常立ちとしゃがみしか選択出来ないがバイポッド(2脚)を装備することで伏せ状態になることができるが、 この状態でリーンすると相手から姿が見えず射撃が出来るとの情報が多数あったが 2018年2月検証時にはサイレント修正されていたようだ。 (修正時期は不明) <ストーリー・背景編> ・全くもって中身が無いよ 本ゲームは対戦のみのFPSということもあり、ストーリーなどというものは無くても本来何の支障も無い。 但しチーム戦においては「UNM」と「B.DOGG」というチーム名が付けられているが 「これ何て読むんだろう?」「どんな組織なんだろう?」と考えてはいけない。 ゲーム中でも公式サイトでも一切語られることはない。 かろうじてソニー公式のゲーム紹介ページにて以下の様には語られている。 「傭兵戦争は麻薬戦争以降、UNMとB.DDOGの間の紛争により勃発した。」 全くもって意味がわからない上に、結局前述の疑問に対する答えにはなっていない。 しかも「B.DOGG」を「B.DDOG」と間違われる始末。 ~スレの住人からの情報提供よりストーリーが判明した。 開発元のサイトから飛べるオペレーション7 II(以下OP7-2)の公式サイトに記載されている。 が、このOP7-2はサービス開始すらしていないゲームである。 ゲーム情報のサイトの紹介記事によると、 本ゲームの開発リソースの為に開発中断、再開未定のまま4年以上経過している。~ (リンク先 http://www.operation7roc.co.kr/ ) ・本家のPC版は既にサービス終了しており、本作で返り咲くこともなくけものフレンズの様には上手くいかなかったようだ。 ・手榴弾禁止部屋を建てられるそうだが、アサルトライフルのアンダーバレルに付けられるグレネード弾は使えるとかなんとか。 意味ないじゃん。 ・「スナイパーが居るぞ!」 本ゲームではスナイパーが目の敵にされているのか、スナイパーライフルを持った敵を見つけると 「スナイパーが居るぞ!」とプレイヤーが叫びだす。 但しどこに居るかは教えてもくれないし、画面内にマーキングされるわけでもない。 チームデスマッチなどで味方が一斉に叫びだす状況はシュール以外の何者でもない。 またどういう判定で叫び出すのかは不明だが「スススナイパーが居るぞ!」とどもりだしたりもする。 \スススナイパーが居るぞ!/\スナイパーが居るぞ!/\スナイパーが居るぞ!/ お前ら、目の前の敵にも声をあげろよ。 ・公式ページでは60種類以上の武器があるとは記載されているが、実際に1月現在で使える武器は ガチャも含め30弱しかない。だめじゃん。