2009年 次点

概要

名称麻雀格闘倶楽部Wii Wi-Fi対応http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B001SN8G7M/ [外部リンク]
ジャンルテーブル(麻雀)
対応機種Wii
発売元コナミデジタルエンタテインメント
企画・開発元 
発売日2009年4月29日
価格4980円(税込)
対象年齢CERO:A(全年齢対象)

公式サイト [外部リンク]
ゲーセンで人気、各機種でも好評の麻雀ゲーム。
当初はさまざまな不具合があり、メーカーは「仕様」と突っぱねていたが、交換対応(無償)することとなり、改善された。
http://www.konami.jp/products/mfc_wii/information.html [外部リンク]

要点

実際に修正版に交換してもらった報告者によれば、不具合はほぼ改善され、ゲームとして遊べるレベルとのこと。
以下修正前の情報

  • 強制理牌なのに手出し位置が分かるため、それで手牌を推測可能。
    ババ抜きに例えるなら、数字が順番に並んでるような状態で対戦しているようなもの。
    • 普通に説明すると、理牌とはゲーム開始時に配られた牌を、定められた順番に並べて配置すること。実際の麻雀では、初心者なら自分の手の把握に役立つが、慣れてくるとしない場合も多い。
      それで尚且つ手出し位置(並んだ牌のどの辺から牌を切ったか)が解るようになっているので、ババ抜きで丁寧に数字順に並べて持っているようなものなのである。
  • タチが悪いことに、普通に対戦できていたDS版を巻き込んでしまっている。
    • DS対DS → 普通の麻雀ができる
    • Wii対Wii → 互いの手出し位置が丸見え
    • DS対Wii → DS版の手出し位置を一方的に知る事が出来る
  • 通信エラーで復帰システムがなく、強制4位のペナルティ。
    • Wiiウェアの役満Wii 井出洋介の健康麻将は復帰できるので、wi-fiの仕様で出来ない訳ではなさそうだ。
    • コナミの説明によると、回線が切れやすいのは電磁波が原因とか。
    • 6月末ごろ、サーバ側で仕様変更(切断ペナルティ無し)。
      当然のごとく負けそうになると切断する輩が増殖してしまい痛し痒し。
  • BGMはアーケードと同じだが、ところどころ入れ替わってしまっている。
  • と、よくあるコンマイクオリティで終わらずに、話題になってしまった。
  • 本スレではソフト売却済みの脱落者多数。Wiiじゃパッチも絶望的なので仕様で押し切られるという予測か。
  • 予測通り押し切られた模様。以下本スレより。
    • 854:なまえをいれてください 2009/05/26(火) 14:33:04 ID:8lXAM9hU
      やっと確認とれたと返答。
      問い合わせから2週間もかかるとはね。

確かにそのような現象がみられると確認しましたが、
今のところ修正や交換などの予定はなく、
お客様にはご理解いただくしかない、とのこと。

そしてこれが極め付けなのだが、公表の予定も無いとのこと。

なんつーか、もう終わってるよな。 しかも、相当 深刻なレベルで。

欠陥商品を、それと知っていながら、公表することなく
売り続けると表明しちゃいました。
もうダメだな。企業として終わってる。

  • 大会の開催が告知されていたが、今のところ開かれる気配なし。

選評

選評案1

普通に遊べていたDS版をも巻き込むという大技を引っ提げ、
麻雀格闘倶楽部がKOTY順位戦に参戦。

ババ抜きに例えると、数字順に手札が並べられた状態で進行する。
状況によっては安牌が分かってしまい、また、その状況を逆利用した戦法を編み出し、
局を優位に進めたりと麻雀劇画の主人公気分が味わえる。

手出し位置の代わりにBGMを入れ替え、アーケード版からのプレイヤーを混乱させ、
DS版からは手出し位置が分からない、と新規参入者へのサポートも手厚い。

通信切断で復帰不可能、ペナルティはしっかり付くと、ツメも完璧。

本スレ住人は電凸したものの「仕様です」の声を聞き、静かに牌を伏せた。

選評案2

クソゲー地雷に安全圏無し。昨年の七英雄伝説で我々が痛感した現実である。
そしてまた安牌であるはずの麻雀ゲームが見事な地雷であった。
「麻雀格闘倶楽部Wii」(コナミ)である。
アーケードでお馴染みの麻雀ゲームの移植で、
まさかこのスレで語られる事になると予想出来た人間はどれだけいただろうか?

このゲームは、状況によって相手の牌が予想出来てしまうという致命的な欠陥を抱えていたのである。
ババ抜きで例えるなら数字順に手札が並んでいて、
それにより他プレイヤーから中身がほぼ丸分かりになってしまうといった所だろうか。
まさに麻雀劇画の主人公気分が味わえてしまう。

そして悪いことに、先行発売されて好評を得ているDS版との対戦で同様の事態を引き起こすというのである。
更にDSユーザーからは見えないのに、Wiiユーザーからは丸分かり。
DSユーザーは自分が地雷を踏んでいないのに巻き込まれてしまうという、
コナミからの見事な全方位放銃攻撃である。

パッチ修正が見込めないWiiでの販売なので考えられるサポートはディスクの交換なのだが、
交換に応じたらプレイヤーが損をしてしまうという歪な状況なので、根本的な対策にはなり得ない。
そもそも過去に野球ゲーム等のバグを指摘されても、
のらりくらりとかわしてきたコナミにまともな対応が期待できるはずもなく、
購入者達は静かに牌を伏せた。

「大人打ち」、至高の麻雀(ロマン)。このゲームに与えられたセールスコピーである。
少々意味が伝わりにくい言葉なのだが、相手の牌を透かして見るのが大人の打ち方で、
この上もなく高く優れているロマンだと言いたいのだろうか。