概要

名称神代學園幻光録 クル・ヌ・ギ・アhttp://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B001BJ0JDM/ [外部リンク]
ジャンルADV+RPG
対応機種PS2
発売・開発元アイディアファクトリー
監修アスミック・エース エンタテインメント
発売日2008年10月9日
価格7,140円(税込)
対象年齢CERO:A(全年齢対象)

要点

  • アイディアファクトリー製だということを差し引いてもひどいクソゲー
  • タイトルとパッケージがフィッシング詐欺
  • 初期のドラクエ並みに質素な戦闘(劣化プレスターンバトル)
  • でも無駄に挿入される「PLAYER TURN」とかの表示でテンポは悪い。
  • ほとんどの敵(ラスボス含む)に麻痺が効く。
  • その上オート戦闘があるので放置しとけば終わる。
  • 必殺技の台詞が壮絶にズレる。『友情パワー』が「ゆゆうじょうパパワー!」と聞こえるなど。
  • 実はほとんど學園関係ない
  • 常時キングクリムゾンなストーリー
  • 好感度があるがEDに関係ない
  • ボキャブラリーを疑う稚拙な台詞のセンス
  • 下手というわけではないが、キャラと合ってない声優。特に子供キャラが酷い。(おっさん声のショタなど)
  • スキルの多さに対し敵の種類の少なさ等「作りたいとこだけ作った」感の漂うアンバランスさ
  • クソじゃないところを箇条書きした方が綺麗にまとまるんじゃないかと思うほどの要点の多さ
  • 言うまでもないが東京魔人學園シリーズとも何ら関係はない
  • ジュブナイル伝奇小説(菊池秀行・夢枕獏等)のオマージュ(魔人學園シリーズ)の劣化パク(転生學園シリーズ)の劣化パクというある意味現代日本のオタク業界を象徴するようなリサイクル構造である
  • 以上のような欠点があるのにも関わらず7140円というフルプライス

決定稿(総評より抜粋)

突然の波乱に沸くKOTYスレに、老舗・IF(アイディアファクトリー)も満を持して刺客を送った。
『神代學園幻光録クル・ヌ・ギ・ア』(通称「ヌギャー」)である。
転生學園シリーズの絵師をパッケージに起用し、タイトルも似せて同作品のファン層を狙ったが、
本編に関連性は一切なく、学園物ですらない。
出会った瞬間に恋人になるというスピーディーな電波シナリオで、クリアまで僅か6時間。
ラスボスを含め殆どの戦闘が麻痺させてオートで済む。
合体技では痛々しい掛け合いと共にシュールな静止画が15秒間表示され、
決め台詞は「ゆゆうじょうパパワー!」(=友情パワー)と壮絶にずれる。
常に低品質ながら一線は越えないという定評があったIFだが、
今作はコンセプト、シナリオ、システム、など「どこを切ってもクソ」という隙の無さで、
購入者をして「買って数千円をドブに捨てたいのなら、実際にドブに捨てる方が時間の浪費が無いだけ建設的」
とまで言わしめた。

選評案1

日本経済が揺れる10月上旬、サブプライムの大波とともにそいつは姿を現した・・・
アイディアファクトリーの生み出した核爆弾「神代学園幻光録 クル・ヌ・ギ・ア」である。

まず特筆すべきはその戦闘システムであろう。
戦闘システムは、他のゲームのシステムをパク・・・参考にしながらも
戦闘の苦痛を排除するため、独自のアレンジが加えられている。
戦闘での演出を極限まで削ることにより初期のドラクエ並みのテンポのよい戦闘を実現し、
ほとんどの敵(ラスボス含む)に麻痺が効くようにすることで、戦闘時の無駄な思考を排除し、
そのうえ、オートバトル機能まで搭載し、麻痺させた後はオートで放置しておくことで、コマンド入力の手間さえも省いてくれる。
まさに無駄に演出だけ派手で、煩雑すぎて理解しにくい最近の戦闘システムへのアンチテーゼともいえる斬新なシステムである。

選評案2

日本経済が揺れる10月上旬、サブプライムの大波とともにそいつは姿を現した・・・
アイディアファクトリーの生み出した核爆弾「神代学園幻光録 クル・ヌ・ギ・ア」である。
「IF製」という「こちら地雷地帯」という看板並の注意事項があったのにも関わらず
突撃していく兵士達がいるのは周知の事実であるが、今回彼らが突撃していったのは
予測不能の「核爆発地帯」という荒野が一帯に広がる戦場のクル・ヌ・ギ・ア(地獄)であった。

学園モノなのに学園関係ないストーリー、
ラスボス含め麻痺させれば勝ちというシビレる戦闘システム、
「友情パワー」を即座に否定する死んだ表情のカットイン、
そしてゲーム産業の重厚長大化に対するアンチテーゼのごとく
さっさと終わる軽薄短小な造り込み……
低品質には定評のあるIFゆえに一定期間スルーされていた灯台下暗しの本作は、
ブービートラップ並みの素朴な外見に核爆弾の威力を隠しもつ最新兵器であった。

クソゲーメーカーからは規格外のクソゲーは出ないというスレ住人の平和ボケを蹂躙し、
さらにはストーリー演出のあまりの簡略化ゆえに出逢った瞬間恋人になっている
登場人物たちの現代的な男女交際は「進んでる」最近の若者の恋愛感覚さえも揺るがし、
常識という薄氷の上の幻想に衝撃をもって新たな思想を注ぎ込む、
まさしくIDEA(思想)FACTORY(工場)の本領発揮といえる決定打が現れたのである。

選評案3

日本経済が揺れる10月上旬、サブプライムの大波とともにそいつは姿を現した・・・
アイディアファクトリーの生み出した核爆弾「神代学園幻光録 クル・ヌ・ギ・ア」である。
「IF製」という「こちら地雷地帯」という看板並の注意事項があったのにも関わらず
突撃していく兵士達がいるのは周知の事実であるが、今回彼らが突撃していったのは
予測不能の「核爆発地帯」という荒野が一帯に広がる戦場のクル・ヌ・ギ・ア(地獄)であった。

もちろんクソゲーの必須条件ともなりつつあるフリーズは標準装備である。
まず特筆すべきはその戦闘システムであろう。
戦闘システムは、他のゲームのシステムをパク・・・参考にしながらも
戦闘の苦痛を排除するため、独自のアレンジが加えられている。
戦闘での演出を極限まで削ることにより初期のドラクエ並みのテンポのよい戦闘を実現し、
ほとんどの敵(ラスボス含む)に麻痺が効くようにすることで、戦闘時の無駄な思考を排除し、
そのうえ、オートバトル機能まで搭載し、麻痺させた後はオートで放置しておくことで、コマンド入力の手間さえも省いてくれる。
まさに無駄に演出だけ派手で、煩雑すぎて理解しにくい最近の戦闘システムへのアンチテーゼともいえる斬新なシステムである。
さらに、そんな中で唯一とも言える演出である合体技は
中2病じみた名前・痛すぎるセリフ・シュールな挿絵の3連コンボが、
敵と一緒にあなたの精神にも大ダメージを与えてくれるだろう。

この上ストーリー面でも抜かりはなく、
タイトルに「学園」とついていながら実はほとんど学園は関係ないという詐欺に始まり、
さらにはストーリー演出のあまりの簡略化ゆえに出逢った瞬間恋人になっている
登場人物たちの現代的な男女交際は「進んでる」最近の若者の恋愛感覚さえも揺るがした。

さらに特筆すべき点では、本家wikiにおいて、
 Q・このゲームは面白いですか?
 A・買うな

 Q.本スレでの評判はどうですか?
 A.批判のみ。2008年10月14日現在、擁護する者も一切現れない珍しい状況。
など本家にすら見放され、信者もいないという状況は四八を超えたとも思えるほどである。

そのうえ、ソフトの中に全く別のゲームのムービーが入っていることまで発覚し、
神代の底知れぬ破壊力は未だに未知数である・・・

それでは、神代の無限の可能性を信じてこの言葉で終わりにしたい。

    クル・ヌ・ギア
 真 の 地 獄 は こ れ か ら だ

選評案4

日本経済が揺れる10月上旬、サブプライムの大波とともにそいつは姿を現した・・・
アイディアファクトリーの生み出した核爆弾「神代学園幻光録 クル・ヌ・ギ・ア」である。
「IF製」という「こちら地雷地帯」という看板並の注意事項があったのにも関わらず
突撃していく兵士達がいるのは周知の事実であるが、今回彼らが突撃していったのは
予測不能の「核爆発地帯」という荒野が一帯に広がる戦場のクル・ヌ・ギ・ア(地獄)であった。

このゲーム、「神代学園」というタイトルから詐欺であった。
このタイトルにそっくりな「転生学園」というタイトルのゲームがあり、
このフィッシング詐欺まがいのネーミングにだまされて続編と勘違いした何百人もの人が泣き寝入りした。
実際、「学園」と言いながら、ほとんど学園が出てこないというあたり、IFは確信犯だったものと思われる。

さらに戦闘システムは他のゲームの盗作である上、ひどく劣化しており、
地味・単調・戦略性皆無と三拍子そろった劣化のしようはもはや救いようがない。
そのうえ、「合体技」の小2病ネーミング・痛すぎるセリフ・シュールな絵で
お茶を吹かせるなどの攻撃をしかけてくるから油断できない。

おまけに、どうやら某ゲーム雑誌も共犯であるらしく、
実際はわずか6時間程度で終わるゲーム内容でありながら「クリアに60時間かかる」などと書き、
新たな被害者を罠にはめようとしている。

これ以上犠牲者を増やさないためにも本家wikiのこの言葉を肝に銘じておいてほしい。
Q・このゲームは面白いですか?
A・買うな

選評案5

日本経済が揺れる10月上旬、サブプライムの大波とともにそいつは姿を現した・・・
アイディアファクトリーの生み出した核爆弾「神代學園幻光録 クル・ヌ・ギ・ア」である。
「IF製」という「こちら地雷地帯」という看板並の注意事項があったのにも関わらず
突撃していく兵士達がいるのは周知の事実であるが、今回彼らが突撃していったのは
予測不能の「核爆発地帯」という荒野が一帯に広がる戦場・・クル・ヌ・ギ・ア(地獄)であった。

そもそも話は過去にさかのぼる。本作品の開発スタッフは「東京魔人學園」シリーズをパクって
「転生學園幻想録」という2004年ノミネート作を作り上げた前科のある悪名高いチームであった。
タイトルに使われている「幻光録」という文字も「転生學園シリーズ」の
”幻想録”と”月光録”をかけ合わせたものという、釣る気満々の仕様となっている。
あげくジャケ絵に「転生學園シリーズ」と同じ絵師を起用したあたりにも悪意を感じざるを得ない。
これらフィッシング詐欺まがいの宣伝効果に騙され、別シリーズの続編だと勘違いした数多の英霊が散っていった。

内容についても他作品の盗作かつ劣化・・いや独自のアイディアによる発展が目立った。
ADV部分では「學園」と謳っていながら、ほとんど學園パートが無いという確信犯っぷりには驚かされる。
またストーリー演出のあまりの簡略化ゆえ、仲間キャラクターと出逢った瞬間<恋人>になっているという点は
まるで昨今の若者の恋愛事情を物語っており、現代社会に警鐘を鳴らしていると言えよう。
そもそも本作には好感度というシステムがあり、キャラクター別の感情度が存在するのだが、
にもかかわらずキャラ別EDが存在しないという画期的な仕様は前代未聞なのではないだろうか。
これは密接な関係である人物以外をないがしろにしてはいけないという製作側の想いが現れていると言えよう。
なおED後のスタッフロールが一度のプレイで二度見れる点には溜飲が下がる思いだ。
トイレに行ってた為に見逃してしまったプレイヤーも安心出来るという配慮はもはや筆舌に尽くしがたい。

RPG部分、主に戦闘システムにおいては、味方キャラの動作や魔法エフェクト等を極限まで削ることで
初期ドラクエ並みのテンポのよさを実現し、快適なプレイを実現することに成功した。
戦闘パート最大の見所である味方キャラクターとの「合体技」(当然他作にも搭載)にも注目したい。
厨二病どころか小二病レベルのネーミング・痛すぎるセリフ・立ち絵を使いまわしたシュールなグラフィックは
対象となる敵と共にプレイヤーの精神へ大きなダメージを与えてくるため油断は禁物である。
なおラスボスを含む殆どの敵に状態異常が効いてしまうため、『麻痺させて後はオートバトルで放置』
とコマンド入力の手間どころか思考までも排除したことにより、手の空いた時間の有効活用が可能となっている。
地味・単調・戦略性皆無と三拍子そろったゲームバランスはプレイヤーの笑いを誘っているに違いない。

そんな本作の数少ない良心は、クリアまでわずか6時間程度という忙しい現代人向けのボリュームにある。
だというにも関わらず本作品の本スレでは
「何度も言うが買おうか迷ってる奴は本当にやめとけ。
どうしても数千円ドブに捨てたいのなら実際にドブに捨てろ。
時間の浪費がないだけそっちのほうが建設的だ。」
という名言が生まれてしまう処からも、このゲームの本質を感じとってほしい。

「IF作品は平均的には低水準だが規格外のクソは出ない」というスレ住人の平和ボケを蹂躙し、
ブービートラップ並みの素朴な外見に核爆弾の威力を隠しもつ極悪兵器がここに生まれた。

   クル・ヌ・ギ・ア
 真 の 地 獄 は こ れ か ら だ

これ以上犠牲者を増やさないためにも本家wikiのこの言葉を肝に銘じておいてほしい。
Q・このゲームは面白いですか?
A・買うな

選評案6

日本経済が揺れる10月上旬、サブプライムの大波とともにそいつは姿を現した・・・
   クル・ヌ・ギ・ア
 真 の 地 獄 は こ れ か ら だ

「地雷地帯IFの作品は平均的に低水準だが規格外のクソは出ない」という住人の平和ボケを蹂躙した核弾頭
『神代学園幻光録 クル・ヌ・ギ・ア』である。
タイトルに「學園」と謳いながらも學園ほとんど関係無い上、「幻光録」は「幻想録」などの転生學園シリーズ続編を思わせる。
ジャケ絵に同じ絵師を起用するあたり、もはやフィッシング詐欺としかいいようがない。

内容についても他作品の盗作かつ劣化・・いや独自のアイディアによる発展が目立った。
戦闘においては、他のゲームのシステムをパク・・・参考にしながら、戦闘の苦痛を排除するため、
キャラの動作や魔法・召還ムービーなどの演出を一切無しにした大胆仕様に。
唯一の演出である味方との「合体技」は、ほぼ立ち絵を使い回した一枚絵に痛い技名と声がそろってないセリフを挿入、
と敵どころかプレイヤーの精神へ大ダメージを与える脅威の破壊力を持つ。
五行をモチーフにした属性はゲーム内では反映されていないため、反対属性等の難しいことは特に考えなくてもいいという手軽さだ。
なおラスボスを含む殆どの敵に状態異常が効いてしまうため、『麻痺させて後はオートバトルで放置』
とコマンド入力の手間どころか思考までも排除したことにより、手の空いた時間の有効活用が可能。
地味・単調・戦略性皆無と三拍子そろったゲームバランスにはもう笑うしかない。

ADV部分についても、キャラ別の好感度が設定されているのにもかかわらず
キャラ別EDが存在しないという驚くべき仕様が存在する。
それゆえ、キャラとの好感度の度合いで個別のイベントがあったりなかったりするのに、
ストーリーは一本道なので、いきなり「前にも話したと思うけど…」などと初耳の話をされることがある。
それどころか女主人公の場合は、先ほどまで好感度の高い男キャラと仲が良くなっていたはずなのに、
ストーリーの関係上好感度無視で別の男キャラと急に恋仲になってしまうという現象が発生
また、男主人公でもメインパートで仲間にしていなかったキャラが、後日談をするというフラグ管理の甘さが指摘された。

仲間キャラと出逢った瞬間には恋人になっていたり、親友になっていたり、
ラスボス倒したあとも一瞬画面が白くなったと思ったら「封印は成功した」で儀式終了したり等、
徹底的に途中経過を省略し、ストーリー演出を簡略化、戦闘でも演出をカット、麻痺させて一方的に攻撃でサクサクと進めさせ、
据置きRPGなのに6時間程度でクリア可能とすることに成功。
忙しい現代人向けのボリュームだがそれでも本作品の本スレで
「何度も言うが買おうか迷ってる奴は本当にやめとけ。どうしても数千円ドブに捨てたいのなら実際にドブに捨てろ。
時間の浪費がないだけそっちのほうが建設的だ。」という名言が生まれてしまうのが、このゲームの恐ろしいところか。

他の細かいところでも、頻繁に起きる長くも無いがけして短くも無いロード時間、やたらと発生するフリーズ、
一度のプレイで二度見れるスタッフロールにて発見されたキャラ名の誤字等、微妙なクソ具合を醸し出している。
データに本作と無関係なアニメのOPが存在する点や、某ゲーム雑誌に「すべてクリアするのに60時間」かかるという情報を申告したこと、
そしてネットラジオでゲームの出来を自信満々に語る開発者等、ゲーム本編以外でもクソさを発揮。
クソな部分を挙げればキリがないサマはまさに地獄であった・・

余談

  • Wikipedia [外部リンク]によると、「クル・ヌ・ギア」とはシュメール神話に登場する「帰還する事のない土地」のこと。まさにクソゲーのことである。