2007年 次点 >ギルティギアXX アクセントコア

概要

名称ギルティギア イグゼクス アクセントコアhttp://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B000GDXSE6/ [外部リンク]
ジャンル2D格闘対戦ゲーム
対応機種PS2
発売・開発元アークシステムワークス
発売日2007年5月31日
価格通常版7140円(税込)
対象年齢CERO:B(12歳以上対象)

動画・画像

要点

  • バグ(以下のバグは後々すべて修正された)
    • 一部必殺技同士がほぼ同時に発動された場合、(例:イノの限界フォルテッシモとミリアのプリティメイズ)画面がフリーズし、最悪メモリカードが破損するというバグがあった。
    • 主人公キャラであるソルの一部の攻撃での特殊エフェクト”クリーンヒット”がなぜか2連続発生して、通常通りのダメージ計算にならない上、たまに相手が変な挙動で吹っ飛んだりする。
    • ブリジットのヨーヨーが空中N設置できないという、もはや設置戦略自体が覆されるような仕様。
    • ヴェノムの投げが抜けられないところで抜けられてしまう。
      など、ほかにもかなり多くのバグがある。これを公式攻略本などは当初PS2版の特別仕様などとしていた。
  • バグの他にも、アーケードにあった誤記がそのまま残っていたり、サウンドテストに表示されているタイトル文字が前作のものだったりと明らかな手抜きもあり、購入者を呆れさせた。
  • 住人からは「バグセントコア」と呼ばれる。
  • これらのバグが発覚した後に一応の謝罪文が発表されたが、一部のバグしか認めないうえに、いかにもテンプレ丸出しの謝罪文(しかも謝罪文と銘打っておきながら謝罪の言葉は無く、購入者への呼びかけは「なにとぞご理解ください」という一文のみ)という、とうてい納得できない内容だったためにさらなるファンの怒りを買い、さらなる騒動を引き起こした。
    • 開発陣はもうちょっとまともに対応したかったらしいが、上層部が黙殺を決め込んだためにできなかった、という話もある。
    • この騒動のせいでその後のアーク製ゲームに対する不信感が募り、売り上げにも相当響いた様子。

選評案

その後

  • その後、公式サイトの謝罪文とともに、隠しキャラ二人を入れた修正版であるアクセントコアプラス(AC+)が発売された。この修正版は初回起動時にACのディスクが必要なアペンド版、単体で起動可能な通常版の二種類がある。
    • 謝罪文であるが、すべてのバグを書くのが面倒だったのか、上記のPS2版の特別仕様にしたかったのか、バグ修正に関する文が非常に少なく、本当にすべてのバグが直ったのかどうか購入予定者を不安にさせた。(実際にはバグはほぼすべて修正されていた。)
  • 修正前であるアクセントコア(AC)は約5000円、修正後である通常版は約6000円、アペンド版(初回起動時にACのディスクが必要)は約2000円。
    ACを買ってしまった人がバグなしでプレイしたい場合、ACとアペンド版の二枚を買う羽目になり計約7000円となる。単純に考えると損をしたこととなる。
  • とはいえ2000円という値段の割には追加要素が多く、ACのバグはほとんど修正されたため、騒ぎは沈静化した。
    • だが、わずかではあるが新たなバグも追加された。
       
  • また、のちに発売された新作ソフトでもいくつものバグが発見されており、デバッグがいまいちな体質はあまり改善されていない様子。
    • ただし最近ではパッチで改善できるためあまり問題ではない。
    • また「バグセントコア」以降はギルティギア2・ブレイブルー等の良ゲーを生み出し、この騒動で失ったファンを取り戻すことに成功した。
    • ちなみに「ギルティギア2」の発売時には「発売日前にバグが発覚、謝罪文が公式ページに載せられる」という荒業をやってのけた。
      中身は良ゲーだった事と、その後すぐにパッチにより修正されたこともあって大きな騒ぎにはならなかったが…
      その後も何故か「バグを直すためにパッチを当てると別のところで何らかのバグが生まれる」という事を繰り返し、最早ファンに微笑ましく見守られている。それでいいのか。
  • 余談だが「糞ゲーが一周して神ゲー(異論は認める)になった」「人がボールになる」「全キャラ永久持ち」と評判のアーケード格闘ゲーム「北斗の拳」もアーク製である。
    • その北斗の拳のPS2移植も格闘ゲームとしては微妙。家庭用のおまけも微妙どころか、何故か一キャラだけだがAC版と演出や技の性能が変わってしまっており練習ができなくなっている。
    • ちなみに、同じアーク製で「北斗」と同じく実用的な永久がやたら多い「戦国BASARA X」はプレイヤーより総スカンを食らっていたが、奇特な愛好家の手により現在はやや活気を取り戻している。