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概要
名称 | ダージュオブケルベロス ファイナルファンタジーVII | |
ジャンル | ガンアクションRPG |
対応機種 | PS2 |
発売元 | スクウェア・エニックス |
開発元 | スクウェア・エニックス、トーセ |
発売日 | 2006年1月26日 |
価格 | 8,190円(税込) |
対象年齢 | CERO:B(12歳以上対象) |
本作はRPGではなく、FF7のキャラクター・ヴィンセントを主人公としたガンシューティングゲームである。
FF7のスピンオフ企画のひとつとして発表され、Gacktが主題歌を担当し、ゲーム中のムービーにも出演するという触れ込みであった。
また、オンライン専用のマルチプレイヤーモードが付随していたが、本項では本編であるシングルプレイヤーモードについて記述する。
要点
- ポリゴンのヴィンセントの後ろ髪はどう見てもワカメ。
プレイ中は常にヴィンセントの後ろ姿を見なければならないため、ワカメから逃れることはできない。
- 「ムービーを見るためにミニゲームをしている」気分。
- カメラ視点が最悪。ぐるんぐるん回って酔う。
- ヴィンセントの動き遅すぎ、ジャンプ低すぎ、銃の構えも発射も何もかも遅すぎ。
- シューティングゲームなのにリミットブレイクは殴り攻撃。それでいいのか。
- 当然の如く二週目引継ぎはない。
- ストーリーは全てが後付け設定。掘り下げられる設定は沢山転がってるのにあえて後付ける、それがスクエニクオリティ。
- そしてキャラクターの改悪が酷すぎる。最早やる気を感じられない。
- 終盤のFF7キャラ大集合(予定調和)では、闘魂アニメ顔負けのコマ割り演出「いっけー!!」で、それまでのダークでシリアスな世界観が簡単にぶっ壊れる。
- しかもムービーそのものはものすごく綺麗なので余計タチが悪い。
- 更にロリヒロインの出しゃばりと、誤植「ヴィンセンとー!」がプレイヤーのやる気を削ぐ。
- ただ最近この台詞は誤植ではなく、言ったヒロインの口癖的なもので故意なのではないかという説が浮上している。
- 終盤はヴィンセントが「カオス」に変身したまま戦うことになるが、
この「カオス」がデーモン小暮閣下のような風貌のため、ヴィンセント目当ての女性ファンはとても複雑な気分だった。
- 唐突に出てくるGacktに( ゚д゚)ポカーン
- 一言で言うと「後付け満載FF7シューティングもどきヴィンセントファンディスク(Gacktも出るよー!)」
総評からこの作品の部分を抜粋
2006年はまず年明けの「FF7DC」で幕を開ける。
FF7のスピンオフ、美麗グラフィック、オンライン対戦の実装でファンを期待させ、
蓋を開けてみればTPSの基本がなってない、よってオンライン対戦も…、世界観ぶち壊しのGackt起用、
開発者の「ミリオンは通過点、そこからどれだけ売るかの勝負」発言、そして「ヴィンセンとー!!」と、
数々のネタを盛り込み、新年早々「もうこれで決まりだろう」的な空気を作り出した。
2008年現在のDCFF7
発売当初はFF7ファン・新参・クソゲーハンターそれぞれにまんべんなく叩かれた本作だが、2008年現在、その立ち位置は変わりつつある。
一番の大きな出来事は、インターナショナル版の発売だ。
アクションの改善、エクストラミッションの追加、一部難易度での銃の引継ぎなど、システム面が大幅に強化され、
ガンシューティングとしては普通に遊べるレベルのゲームに仕上がっている。過去にクソゲーの名を冠された本作としては、素晴らしい快挙といえるだろう。
また、2007年発売の「クライシスコア ファイナルファンタジーVII」には、本作で散々叩かれたGackt演じる「G」が「ジェネシス」として登場。
いきなりポッと出てきて明後日の方向へ飛んでいった「G」と違い、かなりストーリーに絡み重要なキャラクターである「ジェネシス」は、
Gacktの演技とも相まってFF7ファンからも好評で、「G」の汚名をきっちり返上した。