概要
名称 | ドラッグオンドラグーン2 封印の紅、背徳の黒 | |
ジャンル | アクション/RPG |
対応機種 | PS2 |
発売・企画元 | スクウェア・エニックス |
開発元 | キャビア |
発売日 | 2005年6月16日 |
価格 | 7140円(税込) |
対象年齢 | CERO:(15歳以上対象) |
- 公式サイト
- 王道ファンタジーもののRPGを期待したプレイヤーからはクソゲーのレッテルを貼られている一方で、
(いい意味で)電波極まりないシナリオやキャラクターである種のプレイヤーの心をがっちり掴み、数多くの濃い信者を生み出した怪作「ドラッグオンドラグーン」の続編。
- 前作が絶望なら今作は希望をテーマとしているらしい
動画・画像
要点
- 主人公とヒロインの声優がクソ。とにかく棒読み。
- 主人公の名前「ノウェ」が井上と呼ばれる俳優マジック。
- 相棒のドラゴン「レグナ」を呼ぶ際の主人公の掛け声のやる気のなさから「('A`)レグナー」というやる気のないAAが生まれた。
- 前作も「2」と同様に俳優を起用したキャスティングだったが、こちらはうまくマッチしていたため、さほど警戒せず「2」を買ってしまったプレイヤーが多かった。
- シナリオがクソ。
- 主人公「ノウェ」のキャラクターがクソ。とにかく意志薄弱なDQN。自分の意思というものが見当たらない。
- ヒロイン「マナ」のキャラクターがクソ。前作からの設定がほとんど活かされておらず、無責任極まりないDQNになっている。
- そんな2人の行き当たりばったり物語。
- スクウェア・エニックス特有の中途半端な恋愛色が出てしまっており、結果として全体的に薄っぺらいシナリオになってしまっている。
- と言うか意志薄弱男と無責任女のラブストーリーを見せられて何が楽しいのか。
- 日本語がおかしく、雑誌「ゲーム批評」では『新しい日本語を創造しようとしたのか?』とまで言われる始末。
- 微妙なシステム。
- ストーリーの分岐が存在するが、その分岐条件が「周回すること」。これがまた面倒くさい。
- しかも周を重ねると強制的に難易度が上がるというさらに面倒くさいシステムになっている。もちろん上がったら最後、下げることはできない。
レベルを上げれば、楽になっていくRPGのはずなのに、主人公のレベルをカンストさせると雑魚の方が強い有様。
- 「ガード」「はじき」システムの導入…だが、プレイヤーキャラのみならず敵もガードしてくる上に、その頻度がかなり高い。
そのため無双系アクションなのにイライラするというダメな事態に陥ってしまっている。
雑魚の連続技で体力が8割持ってかれる。ちなみに、プレイヤーが連続攻撃中に背中から斬られて死ぬことが多く、背後に敵がいたらダッシュで逃げるしかない仕様。
- 前作の良かった点の中途半端な改悪、悪かった点の中途半端な改善。
- アクション性をより軽快に…するつもりが、前作での問題であった「もっさり感」はほぼ改善されていないため、逆に操作性が悪くなっている節がある。
- 前作で好評だった「シナリオ選択制」の廃止。周回の面倒くささも相まってファンに嘆かれた。
- 武器とそのアクションのバリエーションが目に見えて乏しくなっている。これも前作で好評だった点。
- 前作の凝ったイベントシーンを想像していたファンをどん底に突き落とす「全イベントシーン紙芝居」
ただし、これらのクソな点以外に良い点も多く、
- イラストが良い。
- 音楽が素晴らしく、BGMとしても良くマッチしている。
- 相変わらずいい意味でぶっ飛んでいるサブキャラクターたち。
- 主人公とヒロイン以外はマッチしている声優。
- 前作からのファンをガチで感動させたイベントの存在。
- システム周りの改善の努力が見られる。
- 主人公とヒロインのキャラクターのクソさはシナリオのクソさに因るところが大きいため、キャラクター自体はファンからもそう嫌われてはいない。
これらの理由から、駄作は駄作なりにファンにも受け入れられており、
KOTY大賞選出争いにも積極的に加わることはなかった。
総評からこの部分を抜粋
「ドラッグオンドラグーン2」は、シナリオやイベントシーン、声優が糞。前作に続いてのノミネートとなった。
選評案