以下のソフトは一定の頻度で名前を挙げられたものの「普通に遊べる内容」、「選評がない」等の理由でノミネートされずに終わっている。
というか、人によっては良作に感じるものも混じってる。
「アーケード移植物にクソゲーなし」と言う。移植の質を適切に計れるのは限られたファンのみであり、
万人にクソゲーと認知されるのは難しいという意味である。そんな不文律を真っ向から突き崩さんとする怪作が現れた。
PS2「すっごい!アルカナハート2」、開発エコール。
何故か本作は現在アーケードから完全に撤去されている旧バージョン(ver.2.5)の移植である。
発売を数週間後に控え突如発表された謎仕様。よぎる一抹の不安。
「時間の許す限り新バージョン(ver.2.6)の要素を詰め込みました。でも基本は2.5」という
強気か弱気かよく分からない制作チームの発言を受けてなお
「アケ版の練習に使えなくても家庭用単体で面白ければいい」と期待に胸を膨らませるユーザー。
彼らにとって、移植度自体大きな関心事ではなかった。
ただ家庭でアルカナハートを楽しみたいというユーザーの愛を一身に受け誕生した本作。
しかし、それに対する「ハートフル2D対戦アクション(公式)」としての答えは想像の斜め上を行くものであった。
全体的に尋常ではない処理落ち。飛び道具を撃つともっさり、特定キャラでは通常技を出すだけでもっさりという仕様は、
戦いに疲れた格闘ゲーマーに対するスローライフの提案なのか。
処理落ち中はコマンド入力をキャンセルされ、まともな操作が出来ないというユーザーの悲鳴からも、
対戦を否定するハートフルなメッセージが伺える。
また、キャラゲーとしての肝であるグラフィック面においても、
キャラクターが動作している時といない時で解像度に大きな隔たりがあるという心憎い仕様が盛り込まれた。
動作中はまるで全身にモザイクを掛けられているようなSFCかそれ以下を思い起こさせるドット絵に切り替わり、
戦闘を行う姿は醜いという主張が執拗になされている。
最も、発売前に公開されたスクリーンショットには美麗な画面写真のみが映し出されていた所、
単なるメーカーによる騙し討ちであるという意見もある。
その他にも対戦前ロードに18秒等、徹底して戦いを否定する姿勢が貫かれている。
このように、ハートフルを突き詰めた結果、
格闘ゲームとして、キャラクターゲームとしての双方の役割を放棄するに至った本作。
その過剰な愛情に耐え切れず、膝を折る者、そもそも家庭用の発売を無かった事にしようとする者が後を断たぬ中、
「特典のドラマCDに6千円を払った事にする。ゲームはおまけ」
と言い切る苦行者も現れており、人間の強さを垣間見る思いである。
本作の主人公愛乃はぁとの力の源は「愛(公式)」。
前作移植時に「もうこれ以上のものはPS2に入らない。限界」と言いつつ
容量倍増した続編をあっさりPS2で出す辺り、メーカーのPS2ユーザーに対する愛は相当なものと言えなくもない。
そんな彼らにこの言葉を送りたい。
「こんなに苦しいのなら愛などいらぬ!」
- 2ヶ月ほど発売が延期
- アンチの大量突撃により発売から4日で制作者の個人ブログ更新停止
- PS2版(白版)はアリカによる神移植だったが、今作は5pb(主にギャルゲーを扱っている)
- 3つのモードで遊べ、以下のようになっている
黒:普通の移植
白:Xbox LIVE GAME2周目にゲームオーバーするとフリーズするバグ
XMODE:本作でしか遊べないモード。致命的なバグも無く、爽快感もあり評判は良好。- XMODE解除条件が6時間プレイもしくは実績600以上解除なのでやや手間がかかる。
- メニュー等のユーザインタフェースが不親切&不具合多し
- 最初にまとめてデータを読み込んでいるのか、起動やメインメニューのローディングが長い&多い。ただ、ゲームを始めればほとんどローディングはなく快適。
- リプレイに関してズレが生じる等の不具合が多い。フリーズする場合も
- 不具合やバグ多数の為か、現在出荷停止中。早期のパッチ対応が望まれる。
- 参考:怒首領蜂大往生まとめ Wiki>不具合XBOX360編
怒首領蜂大往生(Xbox360)がもたらした弾幕は容赦なく住人たちを撃破していった。
次世代機とは思えない1分にも及ぶゲーム開始時のロードでやる気を失わせ
2周目以降にゲームオーバーするとフリーズと言うバグは、プレイヤーを完全に打ちのめした。(白:Xbox LIVE GAME限定?)(LIVE以外の報告も)
53,596機撃墜する実績は53596以上ではなくイコールで無ければ解除されず、メータを振り切る不具合までもが見つかり
デバッガが2周目まで行けなかったのでは無いかと言う噂がまことしやかにささやかれ始めた。
また、ランキングに壊れたリプレイデータがアップロードされ再生するとフリーズするなど
ありとあらゆるシステムの不具合が続々と報告されている。
この状況下でも平然とボランティアでデバッガをやっている住人たちに敬意を表したい。
美しいPV、心に響く音楽と、発売前から一部の注目を集めていた「廃墟探索RPG フラジール」。
操作の悪さがレビューで指摘されていたが、世界観に惹かれたゲーマーにとって操作性は二の次であった。
しかしそんなゲーマーの前に広がった世界は、探索できる箇所は殆ど無く、訪れる場所の大半が地下という、
廃墟とは言い難いコンクリートの世界だった。
長くて狭い一本道を、ただひたすら走るだけの主人公、
ヌンチャクのスティックを傾けたまま、ただひたすら時間を浪費するプレイヤー・・・
しかしそんな時間も長くは続かない。
ホテルの部屋に全部立ち入り、アイテムをフルコンプするまでやり込んでも、クリア時間は12時間。
プレイヤーの心に残ったのは、長いトンネルを走りきったという達成感だった。
蛇足ではないかと言われていた戦闘も、噂どおりのお粗末な出来だった。
武器の故障率がランダムだったり、主人公ができる行動は攻撃のみと、とにかく作りこみが甘い。
一発殴っただけで武器が壊れることもあり、複数武器を持ち歩くことを余儀なくされる。
倒しても倒しても、特定のポイントを通過すれば必ず登場する敵が、探索行為に水を差す。
また、プレイヤーの休憩所とも言えるセーブ箇所にさえ、不便さが滲み出ている。
武器や薬品の売買が出来るアイテム屋の出現が、ランダム。
道具が必要な時に現れない事もあれば、必要ない時に現れて無駄に長い演出を見せられる事も。
アイテムを移動する際は、かばんやゴミ箱がガタガタ揺れる効果が入り、またもやプレイヤーの手を止める。
矛盾を多数抱えたストーリーも、「主人公の記憶だから曖昧なのは仕方ない(開発者談)」。
置いてけぼりのプレイヤーは、主人公以上に、孤独と悲壮感を味わったことだろう。
昨年のクソゲー七英雄伝説の興奮も冷めやらぬ一月、早くも最初の地雷が投下された。
「ただのゲームには興味ありません!」と言わんばかりに颯爽と登場したのは、「涼宮ハルヒの激動 wii」である。
「ハルヒと一緒にレッツダンシング!」というキャッチコピーであったが、実際はスターウォーズのライトセイバーで敵の攻撃を防御するような操作性で、到底ダンスとは言い難い代物であった。というか、そういう動きをしないとリモコンの感度が悪くなってしまう。
ならばと画面の中で踊っているキャラクターに合わせてリモコンを振っても、悲しい事にミスとなってしまう。「そう簡単に お前らに サービスはしない涼宮ハルヒの団」の略称がSOS団なのかとプレイヤーに自問自答させるから奥が深い。
難易度も”ただの人間”ではとてもクリア出来ないハードなレベル。そしてその超絶難易度でSランクを取得しないと、代表曲ハレ晴レユカイを聞く事が出来ないという仕様に多くのファンが涙をのんだ。
キャラゲーなのに使えるキャラが非常に少なく、なんと主要キャラの40%が消失。ガンダムで例えるならランバ・ラル、マ・クベ、ドズルがいないのに何故かアカハナがいるという微妙な選考基準もファンの怒りを買った。
人気キャラの一人長門有希のスカートが消えるというバグが発見され、数多の賢者達が胸を躍らせて全裸でTVに向かうも、下着どころか尻まで再構成を忘れていてグロ映像を見せ付けられたというエピソードは後々まで語り継がれるだろう。
参考動画 http://www.nicovideo.jp/watch/sm5955602
涼宮ハルヒの憂鬱という原作タイトル通りに、プレイヤー全員を憂鬱にさせる事で2009年の幕は切って落とされた。
「角川さん、何でこんなゲーム作ったの?」
「禁則事項です♪」