2017年 次点

概要    

名称Tear ー終わりとはじまりの雫ーhttps://store.playstation.com/ja-jp/product/JP3445-CUSA10089_00-ROCKINHEART00000[外部リンク]
ジャンルVRヴィジュアルノベルアドベンチャー
対応機種PS4
発売元(株)ロッキンハート
開発元(株)ロッキンハート
発売日2017年10月20日
価格1620円(税込価額)(DL専用)
対象年齢CERO:C(15歳以上対象)

参考動画    

PV

選評    

選評1    

Tear ー終わりとはじまりの雫ー 選評

『Tear ー終わりとはじまりの雫ー』は株式会社ロッキンハートより発売されたPS4用ダウンロード専用タイトルであり、ミステリーとして有名な”ファティマ第三の預言の謎”を軸に展開されるノベルゲームとなっている。
YouTubeにて公開されたティザームービーの説明文にあるURLが間違っており公式サイトにアクセスできない、PSVR対応だったものが直前に対応中止となるなど発売前からある意味話題の本作であったが、発売後に明らかになったゲームの内容は我々の予想を遥かに超えていた。

まずプレイをし始めて最初に目に飛び込んでくるのは、ヒロインを母としそのまま眠り続けるエンディング、ヒロインを推しアイドルとしてデビューさせた後に何者かに殺されるエンディング、肩もみをしたヒロインにバリツで殺されるエンディングである。
バリツという言葉の意味すら分からぬまま殺されるが、これらのエンディングは全て選択肢を1つ間違えるだけで飛んでしまうバッドエンドであり、これがプレイ開始十数分で立て続けに展開されることになる。
普通のプレイヤーはプレイ開始直後にここで大いに戸惑うことになるが、これから先に展開されるストーリーの奇天烈さに比べるとまだまだ序章の始まりと言ったところなのが本作の恐ろしいところであろう。

遥か昔に発見され、人々に過去や未来のビジョンを見せることのできるオーパーツ”Tear”を用いて自分の過去や世界の真相に迫っていくというのが本作の大まかなストーリーの流れである。
登場人物の心理や目の前で何が展開されているのかがさっぱり分からない展開に目をつむるとしても、一応最初のノーマルエンディングまではかろうじで作品としての体はできている。
問題はノーマルエンディング後の話で、ここからは登場人物の視点や時間、現実か仮想現実かも定かではない状況で物語が展開されていく。
ヒロインの物語中の話が展開されたかと思えば次のエピソードでは10年前の別のキャラクターの視点が描かれ、その次のエピソードではさらに昔の別のキャラクターの視点が描かれると言った具合である。
5W1Hが1つも分からない疑問符しか付かないまま物語は展開され、気づけば意味がさっぱり理解できないままエンディングを迎えているのが本作である。

この物語の意味不明さに拍車をかけているのがライターの技量の無さだろう。
数字やアルファベットの半角と全角の規則が一定ではなかったり、句点が付いている文章と付いていない文章の差が分からなかったりとにかく読みづらいのだ。
物語中では「話はじめる」と全編に渡って書かれているが、”話”は名詞であり正しくは動詞の”話し”である。
ズギューーーーン、ドカーーーーッ、ゴゴッゴゴゴ、ズッガーーーンと言った擬音で示される戦闘描写もここまで来るとコミカルで笑えてしまう。
文章を読んでも画面上で何が起きているのか理解できないほどの描写力の無さが、ただでさえ難解なストーリーをさらに意味不明なものへと昇華している。

さらに、ライターと開発陣との距離感の遠さも本作から感じられる。
画面上では本の形状をしている”Tear”を文章ではスマートフォンとしているシーンが代表例だが、他にも文章と画面上の演出が異なっていたり、キャラクターの立ち絵が間違っていたりするシーンが見受けられる。
誤字や脱字も非常に多い本作だが、初見プレイ時でもいくつも気づくことのできるこれらのミスを誰も指摘しなかったのだろうか。
表示できる文字数の限界を知らされていなかったのか、テキストウィンドウから名前がはみ出してしまっているシーンがあることも相互のコミュニケーション不足が原因と言わざるを得ないだろう。

Tearのシステム面についても語っておかなければならない。
まず、Tearには任意セーブというものが存在しない。セーブはエピソードが終わるごとに自動セーブされるものだけである。
そもそもタイトル画面ではゲームスタートしか選択することはできない。オプション設定はプレイが始まってからようやく設定できるといった具合だ。
バックログの仕様も極めて特殊で、現在地の一歩手前からログを見返すことができるのではなく、常に一番最初のメッセージまでバックログが遡ってしまう。
現在地近くのログを見たいのならここからスクロールする必要があるのだが、文章が長いエピソードだとバックログを見るだけで処理落ちが発生し、最初から現在地のログまでスクロールするのに30秒近くかかってしまう。
前述した通りTearはただでさえ意味不明な展開が続くのでバックログを見返したいことが多いが、このバックログの仕様も相まってそもそもログを見返そうとも思わなくなる仕様となっている。

本作にはVRシーンというTearの作り出した仮想現実の中で歩き回るミニゲームのようなものもあるのだが、ボタン操作を変更するオプションなどは用意されていないため非常に操作しづらい。
元はPSVRに対応させたシーンだということもあるのだろうが、コントローラでは目的の対象物を見つけるだけでも視点を右往左往する羽目になる。

21世紀に、しかも最新世代のPS4で発売されたことがもはやファティマの奇跡と言っていい本作だが、これがわずか1620円で楽しめる。
これを高いと思うかは人それぞれだが、全CG3枚(うち2枚が差分)に4~5時間でコンプリートできる本作を、興味のある方は是非買って絶望していただきたい。未知との遭遇があなたを待っている。

ストーリー以外のレポート    

・文章

全体的に読みづらい印象
句読点の打ち方がおかしいのは序の口で、
文章の終わりに「。」を付けたり付けなかったりとどこで区切られてるのが非常にわかりづらい

効果音をわざわざ全部書いている割には、実際に鳴っているSEとの乖離が激しい
例:3発ぐらいしか(軽い)銃声が鳴っていないのに、文字では「ダダダダダダダッダダ」と打たれたり
  電話のなる音を「PIPIPI」と書いたり、表示でも揺れがある。もっとも揺れがなくと突っ込みどころの多い表記が目立つ(割と大事な場面で)

国際的な雰囲気を出したいのか、異国の兵士が急に出てきて「Freeze!!」やら「Hold your hands up」などと言い出すが、
なぜか「シット!」とカタカナで言ったり普通に日本をしゃべったりボスが日本人っぽい名前だったりで設定に統一感がない。

・操作性/UI

途中セーブ無し・バックログが選択した章の最初からというありさまで
ちょっとでもわかりにくい箇所があれば最初からスクロールしなければならない不便さ
ストーリーのわかりづらさも相まって最大のイライラポイントかもしれない

やたらと選択できる章が増える一方で、一つ一つを選択するためにはいちいち左右のキーで移動しないといけない(しかも若干レスポンスが悪い)
PS4なのにアナログスティックで選択することは不可
チャプター別にL1R1キーでも飛べるがこっちも少しレスポンスが悪く次にどこにカーソルが移動するのかがわかりづらい

読んでいない章がどれなのかが選択画面で全くわからない
(フルコンする場合は、未読を見逃すと探すのが大変なことになる)

セーブは章を一つ読み終えた直後にしかなく、バッドエンドを迎えた場合はまた最初から読み直し
既読スキップはないが、スキップ自体は高速なのが救いか

・グラフィック
2Dに関してはノベルゲーとしては低品質。立ち絵のバランスが悪いキャラが目立つ。
とくにリリという刑事は全体的にアンバランス(銃を構えた時のパースはひどい)
目のサイズやら塗りの質もキャラによってばらつきが激しいし、差分もやたらと少ない

Live2Dを用いて動かしているようだが、実質動いてるのはヒロインの胸を揺らすシーンだけ
他にも各キャラの呼吸をわずかながら表現させているが、なくてもいいレベル(そもそも気づかない)
動き自体も結構不自然で、これのためだけにLive2D導入して価格が上がっているなら金ドブといっていい

3D部分はさらにひどく、よくてPS1初期レベル。
特定のアイテムや背景物を注視するとイベントが進むVR探偵モード(PSVR非対応)があるが、
問題の注視を行うと対象物や地面が消えて何を見ているのかわからなくなる。
もともとVR対応パートだったらしいが、対応していたとして評価は大して変わらないだろう
むしろPSVR最低作品と言われていても仕方ないレベル、今後対応しないほうがマシ

なおこの3Dパートはスキップで飛ばせないので、バッドエンドを迎えるとまたクリアしないといけなくなる

背景はほとんどがフォトショでの写真加工と思われる。手書きはほぼ無し
しかも種類がかなり少ない

あと、常時モヤのようなエフェクトが画面にかかっているが、本当に最後までなんの意味もない演出だった模様

・その他

エフェクトが無限ループする箇所がある
時折エフェクトと同時にボタンを押すとエフェクトが延々と出続ける現象がある
章の選択画面でも残り続ける

文章と表示されている画像がかみ合っていないことが多々ある
 例:作中の重要なアイテムである「Tear」はどう見ても本なのに、ヒロインはそれを「古いスマホ」といったり
「画面が光る」「ぴっ」という起動音がなるなど、絵と文字の整合性が取れていない

  白い羽根が舞うエフェクトなのに、覚醒したヒロインに生えているのが蝶々の翅
  しかも文章でも「白い羽根」なのに、ほかの文では「バタフライ」やら「蝶の模様」などの表現が出てきて統一感が全くない

 「白衣を着た」どうみても黒スーツの男

ストーリー:ノーマルEDまで(ネタバレ注意)    

イントロ
・天使の予言と謎アイテム(天使の涙)を人間へ付与
・予言の内容に世界の偉い人たちが驚愕して封印

主人公視点スタート

・昔巻き込まれた飛行機事故の悪夢にうなされる主人公>目覚めたらいつもの大学の研究室
・事故でいっしょにいた両親と幼馴染のレナードと七海の親が他界
・大学で同じ研究室のメンバーとして再会したレナードと記憶を失った七海、七海の友人に瑠奈という少女もいる

・失踪事件が相次ぐ
・偶然に黒服の男が拉致を行っている現場に遭遇、追跡していると主人公が昔住んでいた屋敷に
・屋敷を探索していると古いスマホのような装置 Tear を入手
・屋敷の地下で特殊部隊のような人物と黒服の男と遭遇
・間一髪で何者かの射撃で救われる主人公一行、屋敷の外で刑事のリリと知り合う

・Tearを持ち帰った主人公らはTearの復元能力を研究
・同時期に幽霊騒動と殺人事件が発生する
・浜辺で起きた幽霊事件を捜査中にスイカ割りを始める、謎の特殊部隊が七海を拉致しようとする
・リリが駆けつけたので無事花火を打ち上げられた。いい思い出ができたね

・誘拐事件以外に殺人事件が起きる、現場の調査をしにいく
・真っ赤に染まった真っ白な現場でTearを使い何が起きたかを探ろうとするも、白い手の幽霊に襲われる
・別ルートで拉致に関わっているの黒服の男が10年前に他界したはずの主人公の母親エマであることが発覚

・事件を追ううちにレナードがTearを用いて何か企んでいることに気づく主人公たち、レナードを追って屋敷へ
・レナードと再会した主人公、七海の生き血を使って飛行機事故で亡くなった七海の姉・優海を再生しようとしていたのが判明
・再生した優海がレナードの息の根を止めるも、主人公らによって復活を阻止される

・平穏な日々が続いていたところ、研究室に例の特殊部隊が突撃、マフィア風の男トクマに七海が連れて行かれる
・tearを使ってトクマを追跡、アジトを見つける
・実はトクマが七海の育て親であり、七海が特殊な訓練を受けていたことが発覚
・tearのありかを探るために記憶を消して大学に潜入していたことを知る主人公たち
・突然エマが乱入、エマがトクマを倒す
・育ての親を亡き者にされた七海がエマに復讐することを決意、主人公と別れる

・七海を追って屋敷へたどり着く主人公と瑠奈
・地下に拉致された人間が眠った状態で繋がれている巨大なtear<HEAVEN>を発見
・そこにいたエマから人類が生き残るためにHEAVENで仮想空間を主人公の親たちが作り上げ、
 選定された人間だけがそこで生き残る計画を告げられる
・救い出す人類の規模でもめたことで両親たちは政府の機関に殺害されていた、子供達は素性を変えて逃げ延びていた
・エマはすでにtearで複製された存在で殺すことができないが、瑠奈がなんとかしてくれる(エマを殺して融合?)
・再会した七海と主人公、tearの生み出した仮想空間にとらわれる
・覚醒した瑠奈の導きで主人公と七海は屋敷を脱出

・終わり

ストーリー:ノーマルED〜真EDまで(ネタバレ注意)    

ノーマルエンド後は、ノーマルエンドへと至った経緯が人、時間軸、時代、次元がごちゃまぜになって展開される
エピソードは初回プレイ時の出現順に記載

・あたたかな光
死にそうな人に触れただけで元気になり、元気な人に触れただけでその人が死んでしまう不思議な力を持った少女
飛行機事故でも私だけが奇跡的に生き残る
周囲の人はみな遠ざかっていき、孤独だった中で出会った一筋の光があの人達
あたたかな光、あの人達とずっと一緒にいたい

・対抗する術
目の前にトクマがいて誰かに話し始める
Tearの力で実体化した最強の兵士の軍団を作ろうと画策した
Tearで実体化した兵士は死を持たない、実体のない”奴ら”と対決するにはこの方法しかない
それが真の任務であり、国のために果たしてきたミッションは表向きのものに過ぎない

・欲望の塊
ノーマルエンド前にシュウ達がHEAVENに行った経緯が瑠奈視点で語られる
HEAVENでエマの心をTearで探った瑠奈だが、エマの心には赤ん坊を抱いた女性の姿が一瞬見えるがもうエマの心はほとんどない
さらに心を探ると数字の羅列が頭の中を流れ行くのみ
Tearのビジョンから離れ、エマと話し、シュウと七海はHEAVENを出て行く
シュウは別の可能性に賭けた、そう言い、瑠奈はナイフでエマを突き刺す
瑠奈「ア・ナ・タ・は・わ・た・し・・・よ。」
あたたかな光が差し、あなたは私になった

・みんなずっと、このままで
ノーマルエンド前にHEAVENから脱出した後の経緯が瑠奈視点で語られる
願いが叶うおまじないを瑠奈はシュウと一緒に行う
おまじないをすると視点がシュウ視点に変わり研究所で目覚める、そばには七海もいる
ふと窓を見上げると外の景色に違和感を感じる、ここは研究所ではない、テーブルにはTearに似た別の端末が置いてある
外へ出ると見上げた空には白い羽根のようなものがひらひらと落ちてくる
羽根を掴むとどこからか声がした
瑠奈「だめっ」
目の前には羽を生やした瑠奈が立っている
もうここは危ないから先へ行くように促す瑠奈に、シュウは瑠奈も来て欲しいという
すると七海が瑠奈を見てエマに対峙しているかのような反応をし、そのまま七海が瑠奈を刺し殺す
死に際に瑠奈はこうつぶやく
瑠奈「みんなとずっとこのまま一緒にいたい」

・同窓会1
シュウ、レナード、瑠奈が学校のようなところに集まる
(同窓会関連は4まであるが、時間軸や時代や次元が全て不明)

・同窓会2
先程の場面から七海が教室に入ってくる
昔ながらの皆で、オカルト研究会の思い出を語り合う
瑠奈「・・・いいよね、こんなかたちも、せんぱい。」
その時、誰かの悲鳴が聞こえる、教室の外で人が死んでいるようだ
久々にあつまったお茶会の平穏を壊す外の世界、僕らはこのまま永遠にこうしていたかった

・わたしは・・・
優海視点でノーマルエンド前のレナードが死んだシーンが語られる
優海は死んでいた状態からTearで蘇った影響か記憶喪失のような状態になっている

・入院生活
優海が目覚めると病院で、七海の姿をしていた
皆のお見舞にも七海として対応していく優海だが、瑠奈だけはこれが七海ではないと気づく
退院の日が決まった日、再び瑠奈が訪ねてきたことで優海の記憶が蘇る
七海は自分の中にいる、あと1日待ってくれればこの体を七海に返すことを瑠奈に約束する

・いつか見た、あの日へ
約束の日、優海はシュウと海辺でデートをする
デートが終わって次に優海が目を覚ますと、優海は七海に戻っていた

・トクマの記憶
どこかでイゴウと話すトクマ
イゴウはもしも俺が奴らに殺されるならせめてお前の手で頼むとお願いをする
断るトクマに、それならせめて子供達を守って欲しいとお願いするイゴウ
場面は変わり、イゴウを殺すための飛行機爆破事件の日、トクマは国の命令に背き、子どもたちを守るよう部下に命令する

・レナードの記憶
子供の頃に海辺で優海とデートをするレナードの記憶
レナードは優海に恋心を抱いていた

・幼き確執
レナードの父親はシュウの母親であるエマのことが好きだったことが幼き日のレナードに伝えられる
Tearの研究はレナードの功績もあるのに遠慮をしてイゴウの功績としていたのはそのためだった
そして、イゴウとレナードはTearを使ってエマを蘇らせることに成功する

・悪夢の様な
トクマがイゴウに怒声を浴びせる
イゴウはわずかな人間しか生き残ることの出来ない国の計画に不信感を持っていたが、トクマは国の命令に逆らうわけにはいかない
もっと多くの人を助けたいと願うイゴウだが、このままでは国に追われるため、今すぐ支度をして飛行機で海外へ逃げることにするが、爆発事故に巻き込まれ命を落とす

・夕日の中で
時代は変わり大学でレナードは成長した七海と出会う
優海のことが忘れられないレナードは優海が成長していたら七海のようになっていたのかと回想する
気分転換に街に出ると、黒マントが目に入る、それがエマだと気づき、不完全な彼女を見てTearによる死者蘇生は失敗だったのかと疑念を抱く
しかし、きっと大丈夫だと思い込み研究を重ね、Tearで優海を復活させた後に優海の手によってレナードは命を落とす
死に行く中で、海辺で優海とデートをしている光景を頭に思い浮かべながら

・同窓会3
昔ながらの皆で、オカルト研究会の思い出を語り合う
今回は殺人事件が起きることはないと思われたが、また教室の外から悲鳴が聞こえる

・同窓会4
殺人が起きたことによってリリが駆けつける
これはもう名探偵七海の出番ね!

・リブート
瑠奈視点でノーマルエンド前の経緯が語られる
瑠奈は警視庁の秘密特殊捜査班の一員であり、今日から初仕事が始まるようだ
リリも秘密特殊捜査班課の一員であった

・リリと瑠奈
街で起こる殺人事件の操作をするリリと瑠奈
瑠奈は特殊な能力があり、死体を見ただけで死亡推定時刻が分かる能力を持っていることが分かる
そして事件を追っていくうちに某国が存在に気づいたのが分かると、瑠奈はターゲット(シュウと七海)に接触するよう命令が下る

・捜査
リリ視点で語られる事件の全容
ハッキングを駆使して情報を集めていくうちに、リリはエマと出会う
エマは新人だった自分を育てて秘密特殊捜査班<バタフライ>に加入させた警視であった
エマを捕まえようとするもまばゆい光や脳内に入り込んでくるビジョンに気を取られているうちに逃げられてしまう
その後はリリの視点で旧イゴウ邸でシュウと七海を助ける場面が描かれる

・救出、そして
海岸でスイカ割りを楽しむシュウ、七海、瑠奈を助けるシーンをリリ視点で描く
海岸で助けた後も独自に捜査を進めていくが、トウマに見つかり捕まってしまう

・空を飛べるの
リリ視点でノーマルエンド前にHEAVENにシュウ達が向かうまでが語られる
瑠奈一人で行こうとするのに対し、リリは最後の力を振り絞って瑠奈に力を貸す
私たちは、バタフライは、空を飛べるの

・バタフライ
同窓会4の続きが描かれる
殺人事件が起きたのに対し、私たち、バタフライの次の事件です!

・TRUE(バッドエンドコンプ後に出現)
シュウ視点で瑠奈が七海に刺された後の話が始まる
ふと視界に一筋の光が刺したのに気づきその場所に向かうと、そこはHEAVENであり、HEAVENはこの星を脱出するために作られた宇宙船であったことが分かる
その時、七海も気が動転した状態でHEAVENにたどり着く
真のTearであるHEAVENなら瑠奈を蘇らせることができるかもしれない、そう思いHEAVENへ向かうシュウと七海
そこでシュウが見たものは、瑠奈の生い立ちと今日までに至る経緯、そして同窓会の光景だった
同窓会の光景を何度も見せられるシュウだが、最後の同窓会でシュウや謎の仮面を着けた男も集合した光景が描かれる
敵は狐の文様だと気づくシュウ、狐の文様を壊すと視界が開け、瑠奈が復活する
目の前にはガレキと炎が広がっている、そして、隣にいる瑠奈へ口づけをした
(Tearのタイトル絵が出てきてスタッフロールへ)

・ある信徒の手稿
我らの旅の記録をここに記す
地獄の扉が開くと同時に宇宙船は飛び立ってしまった
残された人々は絶望の淵にいた
最初に黒き旗が翻り、そして獣<ビースト>がやってきた
長く地下に潜伏していた彼らは指導者を失うと、その指導者を英雄として偶像化し、獣の特種組織<ビーストリコン>を結成
世界各国の反政府兵士達が集結し、各地で暗殺や武力対立を繰り返しながらやがてそれ自体が国家レベルに巨大化していった
彼は我々に言った、やがて空に印が現れる、それまでにあの丘まで旅をするんだ
そして、それは本当に空より来た、人に似た、人にあらぬ者たち、それが獣の特種組織を壊滅させた
次に二つの大国がお互いに殺し合いを始め、空は赤く染まった
我らは高台に移り難を逃れたが、それは我らに優れた指導者がいたからだ
我々は彼を預言者と呼んだ

・エピローグ
預言者様と呼ばれ過ごしているシュウ
七海、瑠奈と一緒にリンゴを取ったりして生活している
やがてビジョンで見た未来はやってくるが、それに対して未来はこれから創ろうと言う瑠奈
(スタッフロールへ)