概要

名称メダル・オブ・オナー ヒーローズ2
(Medal of Honor: Heroes 2)
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B000YIGAR0/ [外部リンク]
ジャンルファーストパーソン・シューティングゲーム(FPS)
対応機種Wii
発売・開発元エレクトロニック・アーツ
発売日2008年2月14日
価格6,090円(税込)
Wiiザッパー同梱版:7,329円(税込)
対象年齢CERO:C(15才以上対象)
  • 略称:MoHH2、MOHH2など
  • キャッチコピー:32人同時対戦を体感せよ!
  • 以下、すべてWii版の話題です。PSP版も出ていますが対象外。

要点

  • 発売前に急遽オンライン対応というものをなくす。
  • ゲーム自体は悪くはない。

選評案その1

※初めに、以下に書かれていることは”発売の仕方”についてであり
ゲームに関してではないので、それを前提に読んでください。
[要点]にも書かれていますが、ゲーム自体は決して悪くない。

スレの住人が2008年1発目のノミネート作を待ち望んでいた2月、それはやってきた
一番期待されていた見えている地雷ポイズンピンク、そしてニコ動から発掘されたメジャー。
この二つの影に隠れスレ住人に全くマークされてなかった伏兵、それがMOHH2
このMOHH2は前述の2作品を葬り去るには充分の伏兵だったのだ
この伏兵はとんでもない前代未聞の離れ技をやってのけたのだ

32人同時対戦を体感せよ!

これがこの作品のキャッチコピーである
このキャッチコピーが雑誌の紹介、各種宣伝に大々的に貼られ発売まで公式サイトにデカデカと表示されており32人同時対戦のムービーもアップされていたのだ
MOHH2スレでもこの32人同時対戦に期待する者が多く盛り上がっていた
そう、発売する少し前までは
発売直前にスレではこのオンライン対戦に対する質問をメーカーにしたが対する回答は答える事が出来ないの一点張り
そして発売2日前、公式サイトから32人同時対戦の文字が消えてしまう

そして発売を迎えた
発売された実物は最大の売りの32人同時対戦は丸々削除されておりさらにはオフ対戦すら搭載されていなかったのだ
代わりに追加されたのはすぐに終わってしまうアーケードモードのみ
ただしそのアーケードモードは他国版にもあるので追加したとはいいがたい
しかもこのゲームはオンラインに注力するあまりオフのボリュームが少ないと前々から発表されており作りとしてはオンラインありきのゲームなのだ
尚、公式サイトには発売後もまだ32人同時対戦ムービーがあがったままなのである
ここで少しここまでのまとめをしてみよう
32人同時対戦が最大の売りにもかかわらず丸々完全削除
発売前のオンラインに関する質問には回答出来ないの一点張り
削除を発表はせずに発売2日前にひっそり32人同時対戦の部分をサイトから削除
と、ここまではただ単に詐欺をしてたような流れであり韓国の初代マグナカルタの二番煎じなのだがここからがEAJの本領発揮だったのだ

ほぼ同時期に出た豪州版も同じくオンラインは削除なのだが豪州ではユーザーに謝罪をし返品を受け付けるという前代未聞の展開
だが、日本では今の所対応をしないばかりか謝罪文すらないという豪州のさらに上をいく驚きの展開
ちなみに発売前はオンラインの質問には回答出来ないの一点張りだったがゲーム自体はプレスの関係で大体2週間前にはマスターアップしているのだ
つまり売り上げの激減を恐れてかEAJはオンラインの削除が分かっていながらそれをギリギリまでひた隠しにし続けていたのだ
そしてまだ売り上げが欲しいのかサイトではオンライン対戦ムービーを掲載し続けるという強気の姿勢
もういかにも騙してやると言わんばかりの悪意しか感じない展開である
更にEAJはこのオンラインの件について電凸したMOHH2スレの住人をクレーマー扱いするという暴挙を起こす

ユーザーから見ればEAJは
金かかるから32人同時対戦やっぱやーめた→ユーザーからオンラインの質問?売り上げ下がるから隠しとけ→
公式サイトも発売ギリギリまで削除は書くな→ユーザーからの返品要請、オンの質問?クレーマー扱いして適当にあしらっとけ→
あ、でもまだ売り上げ欲しいからサイトの動画はまだ消すなよ騙された奴が悪いんだよ
と内部で言っていると思わざるをえない展開である
ちなみに詐欺問題で叩かれてはいるもののゲーム自体は非常に短いのを除けば普通に名作なのだが、この問題のせいでゲーム自体が完全否定されているのが残念でならない

総評
最大の売りのオンラインが削除
メーカーが削除をひた隠しにした
値段は高いまま
オフが当然短いまま
謝罪文なし
客の正当な文句に対しクレーマー扱い

バグやゲームとしてのつまらなさでクソゲー認定されるゲームが殆どの中でメーカーがクソ、売りが丸々削除というのは非常に希有な存在であり新たなクソゲーの形をEAJは提示してくれたのかもしれない

しかし
今となっては値段も下がり、ゲームの内容自体は決して悪くはないので
”クソゲー”と呼ぶには不適切かと。